街の広場と赤ちらり

この中だと・・・

黄緑＆ブルー系の馬がいいかな・・・

・・・なんて、買わないけど、選んでみるショーウィンドー。

2015年7月中旬、アムステルダムから北へ列車で向かった街、アルクマールの散歩の続き。

聖ローレンス教会を見て、近くのランチストアで昼食を食べ、

ピートの風車、聖ヨセフ教会、市庁舎を眺めて、昔の魚市場のあたりまで来たところ。

運河に沿って左に行くと、、街路樹の緑と切妻屋根の向こうに塔が見えてくる。

これは、Waag 計量所の塔。

塔には、時計と、トランペットを持った青い服の人形。　

その下には見えづらいけど、馬に乗った騎士がいる。　この部分は回って動くのかも。

1582の年号は、この建物が計量所になった年。

そして、修復された年の1884の年号の下には、壁画。

と、こんな写真を撮ってた跳ね橋のそばには、木製フレームの自転車。　

さすが自転車大国、なんでもあり。

足元は、ずっと煉瓦畳が続いてる。

跳ね橋から運河に沿って、カフェのテラス席と化してる広場を歩き・・・

・・・もう一つの跳ね橋を渡って撮った計量所の全体。　 左端に見えるのが、さっきいた跳ね橋。

14世紀に建てられた礼拝堂を1582年に改装して計量所にしたんだそうな。

で、計量所って何？って思うでしょ。

昔はチーズやバターなどの商品を公的な場所の秤で量ることによって、

信頼できる公正な取引を行い、税の徴収などをしていたみたい。

建物の運河寄りの方が計量所。　

奥の方は現在、観光案内所と、Hollands Kaasmuseum オランダチーズ博物館になっている。

この辺り、運河がT字路になっているので、Tの縦線の方へ歩いて行くと・・・

・・・こんな感じ。　跳ね橋に、小舟もあり、絵になる風景。

さらに進むと、緑の壁の家が見えてくる。　段々と上階の床が張り出し、大きくなってるのも面白い。

その壁には・・・

・・・大砲の弾があったりする。　ここは、Huis met de Kogel ・・・直訳は、砲弾付きの家。

昔、スペインの支配下から独立しようと反乱を起こしていた頃。

1573年にアルクマールの街がスペイン軍に包囲され、この家に砲弾が撃ち込まれたのだそう。

幸い、住人だった家族は無事で、壁の弾は、それに基づき、後で壁につけられたものらしいけれど。

これを撮ってる跳ね橋の上から、来た道を見ると・・・

・・・運河の突き当たりに、計量所が見える。

計量所に背を向けて、さらに運河沿いに進むと、昔は倉庫だったような建物も。

正面、上部には、Korenbeurs 穀物取引所とあった。

こちらも立派なファサードの切妻屋根の家。

窓上のアーチ部分に顔のレリーフがあったり、煉瓦の壁に鉄の装飾が付いていたり。　窓扉もオシャレ。

煉瓦の組み方で作った模様も素敵。 1609年の年号入り。　

De Drie Schopjes 3つのスコップ（シャベル）も面白い。

こういった紋章みたいなものは、昔、番地がなかった頃の家の目印になるもので、

Gevelsteen ヘーフェルステーンと言う。

赤を残したモノクロで。　ちょうど前に赤い自転車や街灯に赤い花があってね。

子供の頃は赤が苦手だった。　なんとなく照れくさい色で。　

着てた服は、ブルーなどの寒色が多かったように思う。

大人になった今は、割合がちょっぴりの赤の配色が心地よくなってきた。　多すぎないのが好き。

それも、できれば派手すぎないシブめな赤がいいな。

風でゆらゆらと揺らめく運河に映った家並み。

時間は午後3時を回ったところ。　まだまだ歩いていこう。

皆さんにとって、赤い色ってどんな感じ？

服や小物、雑貨に多い？

タグ：アルクマール 自転車 ショーウィンドー

コメント 20

パッと見て、わぁ～かわいいじゃないって場所がいっぱいですね～。
ときめきがいっぱい♪
by ぴーすけ君 (2016-03-04 20:39) 

行ってみたい
スゲ〜行ってみたい！

by (。・_・。)２ｋ (2016-03-04 20:59) 

絵になる風景、ほんとね
青の方弾跡のあるお家とか、跳ね橋
階段上のおうちに、赤がアクセント
渋目の赤、大人の赤が好きです、難しいけれど
少し取り入れて、着てみたい、基本紺色が好きなので、少しだけかな
by engrid (2016-03-04 21:39) 

赤を残したモノクロ、ステキな写真ですね♪
風でゆらゆらと揺らめく運河に映った家並みもイイネ！

苺の赤い色が好き!
服などは合わせやすい無難なアースカラーが多いです＾＾
還暦のちゃんちゃんことか巣鴨の赤パンツの赤は×！

by mitu (2016-03-04 23:23) 

オランダはどこも絵になりますねえ。
私は赤の小物、多いです。
赤ペンは商売道具だし、赤の鉛筆削りとか、赤の財布とか。
赤の服も多いです。
若い頃は紺や青や黒やグレイをよく着ていたけれど、うちのドイツ人に「似合わない」とバッサリ・・・
by めぎ (2016-03-05 03:36) 

どこを撮っても、良い被写体になりますね＾＾
計量所の塔も、壁画もあったりして、建物自体もきれいです。
かわいいお家や跳ね橋、運河、私も歩いてみたくなります＾＾
by アールグレイ (2016-03-05 08:53) 

木製自転車、素敵ですね。(^-^)
by はな (2016-03-05 08:54) 

ホント、絵師なる風景だなあ。
こういう風景を、街の皆さんは、
本当に大切に思ってるのでしょうね。
街並みの保全って、大切だなあと思います。
by ナツパパ (2016-03-05 09:29) 

赤ね、ちょこちょことワンポイント、もしくは差し色みたいに小物で使います。腕時計の革ベルトだったりipodのケースだったり、デジカメも２台が赤。使う理由は物によりけりだけど、大抵は、カバンにいい加減に放り込んでおいても目立つから・・・ってトコかな（＾＾；。
by yk2 (2016-03-05 09:39) 

木製の自転車なんて初めて見ました！
これ、いいなぁ。欲しいｗ。
子どもの頃、着ていた服の色・・・・なんだか子ども心には好きになれない、
くすんだ色ばかりでしたよ、親の趣味で。
赤、それにピンクは妹の色って感じで、私は紺やモスグリーンなのばかり＾＾；。

by ハリネズミ (2016-03-05 09:45) 

可愛さとオシャレさと落ち着きのバランスがとても素敵な街ですね。
煉瓦畳も木製の自転車も、跳ね橋も運河も、すごくいい感じです。
20代前頃までは、最新のものを求めていましたが
次第に、そして今は確実に、古くていいものを大事にしたいなと思います♪
この街並みはますますそういう気持ちが強くなります～
ゆっくりじっくり観光してみたいなぁ～＼(^o^)／
ツマ。
by kaname (2016-03-05 16:18) 

木の自転車の乗り心地はどんなでしょう
これで走ったら注目されそうです。
by luces (2016-03-05 18:52) 

こんばんは。
この切妻屋根の家の赤、遠目に見ると目立ちますね。おしゃれ！さすがヨーロッパだわ!


by coco030705 (2016-03-05 19:49) 

あたしも真っ先に、黄緑＆ブルー系の馬だった！
好みが合いますね＾＾
私にとって赤い色は・・・ 天敵かな（笑）
昔っからそうなんだけど、全く似合わないのです。
だからなのか、避けて生きてきた気がする・・・＾＾;
by MIKUKO. (2016-03-06 00:13) 

黄緑＆ブルー系の馬の隣がインパクト強すぎです。
選ぶなら馬の上の鳥？さんかな～
計量所前の広場、チーズが並んでないとすっごく広く見えますね。
チーズだらけの時は狭く感じたんだけどな～
切り妻屋根の家、窓扉も素敵だけど窓ガラスが気になりました。
赤系で持ってるのはワイン色くらいかな～
服で多いのはオレンジとグリーン、ブルーかな～
by miffy (2016-03-06 00:24) 

水に映った景色がモダンアートみたいですね。
by nachic (2016-03-06 11:03) 

1枚目。
愛らしいキャラクターですね（＾＾
日本にはまだ上陸してないのかな？

色抽出イイですね♪
by けん (2016-03-06 16:32) 

はね橋のある風景、素敵です。
by ぽんこ (2016-03-07 22:16) 

→皆さま「街の広場と赤ちらり」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。赤で思い出したけど、赤組と白組に分かれて競技してた小学生の頃の運動会、不思議と属するのは白組ばかりになった。赤になったら嫌だな・・・って気持ち、通じたんだろうか＾＾；。

→ぴーすけ君さま
オランダの家並み、かわいいですよね〜。間口が狭いゆえ、小さく見えるのかな。でも住んでるのは大きなオランダ人なのでした＾＾。

→(。・_・。)２ｋさま
行ってみたい、って思ってくださる気持ち、嬉しいです＾＾。欧州旅行といえば、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、とオランダあまりないんですもの。あってもチューリップばかり注目されるし＾＾；。街並み、綺麗なところ、多いのにもったいなくて。

→engridさま
国のモニュメントに指定されてる建物もたくさんあって、凝ったデザインものや、シンプルだけど数軒連なるとまたその美しさが際立ったりで、素敵な街並みです＾＾。ファッションの赤は使い方が難しいですよね〜。私は持ってる小物にちょこっと赤です＾＾；。

→mituさま
デジカメ、面白い機能が付いてます＾＾。風邪で揺らめく家並みは長く見てると私酔いそうで＾＾；。赤い果物だと、サクランボが好きかなぁ。服は私もアースカラーがベースで、たまにビビッドな差し色も＾＾。そうか・・・還暦になったら赤が待ってるんだ・・・ちゃんちゃんこはヤダな＾＾；。

→めぎさま
ドイツも絵になる街並み、多いですよ＾＾。私も若い頃は制服の影響の延長で紺が多かったかな。大学の４年間で徐々に色の幅か増え、やがてオレンジ色も着るようになり、桜色も好きになったし＾＾。自分がいいと思ってる色と、周りの人が似合うって言ってくれる色って、異なりますよね〜♪　それまで眼中になかった色だとか、意外な発見があるのが面白く。

→アールグレイさま
あっちもこっちも撮りたくなるようなものが多いので、なかなか前に進めず、寄り道ばかりの散歩です＾＾；。きちんと手入れされた街並みは、見ごたえありますね〜♪

→はなさま
木製自転車、意外な木の使い方でした＾＾。耐久性はともかく、自然の素材が嬉しいですよね〜♪

→ナツパパさま
観光のためもあるだろうけれど、街並みを綺麗に整えて保全していくことは、街の安全にもつながっていきますよね＾＾。街を愛する人たちの気持ちの和も♪

→yk2さま
小物で、差し色に赤、おしゃれ〜。赤のデジカメ、覚えてます、覚えてます＾＾。でも、赤いの２台もお持ちだったんですね〜。最近は何を撮られてるのかしら。これから花の季節だし、ワクワクですね♪ ふふ、イメージからするとカバンの中はきっちり整理整頓されてる感じですよ。革物は私の場合、茶色にオレンジ色の差し色が多いかな＾＾。

→ハリネズミさま
木製自転車、ナチュラルな雰囲気がとっても優しい気分になりますね＾＾。ハリネズミさんの子供時代のくすんだ色の子供服、何がかパリっ子みたいな色使いですね〜♪ フランスの子供達、くすんだ微妙な色の服、多かったですよ。パープルグレーとかグレイがかったピンクとか＾＾。

→kanameさまのツマさま
古いものを大事にしつつ、新しい斬新なデザインも好きなオランダ人＾＾。こんな古き良き時代を思わせる街もあれば、ハイセンスで突拍子もない建物の街も♪　ロッテルダムとかね。それもまたオランダの面白さ♪　本当にいいものを見極める目、育てていきたいですよね〜＾＾。

→lucesさま
タイヤが太めだから、乗り心地は良さそう＾＾。ちゃんとサドルの高さも調節できるみたいだし、あとは雨で濡れても腐食しないように、防腐剤か何か塗らないといけないかしら・・・＾＾；。

→coco030705さま
こんな切妻屋根の家があっちにもこっちにもあるので、撮るのに忙しかったり＾＾；。国のモニュメントに指定されてる建物も多く、使われつつも大事に保存されてます♪　おしゃれな街並み、ずっと残っていくといいなぁ。　何度きても散歩楽しめそう♪

→MIKUKO.さま
床の墓石のヒラメといい、ふふ、同じですね〜、好み♪　持ち物に徐々に増えてきた赤・・・母が知ったら仰天だろうな、というくらい、子供の頃は赤がダメでした〜＾＾；。あと黒も似合わないって言われました・・・。ピンク色は、桜色っぽいシブめのならOKに。大人になるにつれ、使える色が増えてきたかな＾＾；。

→miffyさま
インパクト強いのって、黄緑＆ブルー系の馬の右隣の唇の赤いのかな＾＾；。赤は赤でも、ワインレッドは渋くていいですよね〜。赤、ピンクは苦手な色でしたが、歳を経るにつれ色調によってシブめだと案外馴染むもんだなと思えるようになりました〜。オレンジ色もいい色ですよね♪

→nachicさま
揺らめく水面に映った家並み、ささっと撮りました。じーっと見てると酔ってきそうで・・・。船の底が見えるグラスボートなど実は苦手なんですよ＾＾；。

→けんさま
なんのキャラクタなのか、大きなまるい目が愛嬌ありますね＾＾。赤いのだけ残したモノクロ、たまに思い出したかのようにデジカメの機能を使ってます＾＾；。

→ぽんこさま
跳ね橋が上がるところを見るのも、なかなか面白く、2年ほど前は跳ね橋を求めて自転車で干拓地を走り回ったことも＾＾；。
by Inatimy (2016-03-08 22:41) 

今年初、赤いマフラーしてるの。
赤って色は好きだけど、衣類に取り入れるときは気合い入れないと行けないから数は少ない。でもなんとなく使ってる自分がいます。ちょっとだけ赤いいよね。
by カエル (2016-03-12 10:49)