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バラに囲まれたゴッホ [植物]

何度見ても、似てると思う・・・

Coldplayのボーカリスト、クリス・マーティンに。

Coldplayは、英国のロックバンド。 
"Viva la Vida"「美しき生命」は2008年のヒット曲。

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またまた、1年前に行ったKeukenhof キューケンホフのお話。

片隅の花劇場で花のアレンジメントをしていたパビリオンでは、
その年のテーマであったVan Gogh ファン・ゴッホがらみの展示もしていた。

オランダの画家 Vincent van Gogh フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890) 。
2015年は、没後125年だったよう。

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奥に見える壁の絵が、"Amandelbloesem" 「花咲くアーモンドの木の枝」1890 。

手前に並んでいたのは、白いバラ。 花器の色を絵に合わせてたのもいい感じ。
こんな風に絵のイメージに合わせたバラや他のなどが。

私は、背景に使われてるこの微妙なブルーが好き。
淡いピンクのアーモンドにぴったりだ。

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"Brug te Arles" 「アルルの跳ね橋」1888

中学だったかの美術の教科書の表紙が、この絵で、
卒業後、教科書の中の気に入った絵を切り抜いて残した。

ダリ、マグリット、ワイエスなんかもあったはず。 そして、名前忘れたけど並木道の絵。
探したらメインデルト・ホッベマ「ミッデルハルニスの並木道」だったよう。

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"De zaaier" 「種まく人」 1888

昔、日本からオランダKröller-Müller Museum クレラー・ミュラー・ミュージアムに行った時に、
この絵を見た。

カフェでお茶してると、「種をまく人」の格好をした人が絵と同じ感じで歩いてるのが
ガラス越しに見え、その粋な演出に驚いたのだった。

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その隣には、"Zonnebloemen" 「ひまわり」1889。

黄色いバラが並んでいるけど、微妙に色や大きさが違う。 5種類のバラ。

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その「ひまわり」の絵をテーマにしたコーナーもあった。

私の好きな椅子がある。 座面や背もたれ部分が編まれてるもの。

結構、ひまわりは人気があるようで、その椅子に座って写真を撮る人がたくさん。
人が途切れた隙を狙って、パチリ。

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テーブルには、ひまわりの花。 そしてバラも。 緑に塗った牛乳缶で、ぐっと引き締まった感じ。

同じ黄色でも・・・

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・・・こちらは、"Het gele huis" 「黄色い家」 1888。 右側にあるのが、その絵。

中央のイーゼルの絵は、"Vaas met bloemen"「ハイビスカスのある花瓶」 1890
オランダ語の直訳だと単に「花のある花瓶」なんだけどね。

その家の中では・・・

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・・・麦わら帽子の人形が絵画製作中。 イーゼルにあるのは、"Irissen" 「アイリス」 1890。

アイリス背景の色が、奥の壁にも塗られてて、
その手前のテーブルの上に、それに合わせた色のバラが。

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"De Slaapkammer" 「ファン・ゴッホの寝室」 1888 壁にも、その絵が。

その左上の絵:"Bloemen in blauwe vaas"「青い花瓶に入った花」1886-1887

その左下の絵:"Vaas met Chinese asters en tuingladiolen"
       「エゾギクと庭のグラジオラスのある花瓶」かな? 1886

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引き出しのある家具にもバラがずらり。 赤い長靴は、オランダのキャラもの、イップとヤネケ。 

丼を重ねたようなデザインの鉢カバーも面白い。 立てかけた絵に合わせた色調のバラ。

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ベッド脇の小さなテーブルにもバラ。 こちらはベッドカバーの色に合わせてある。

オランダ国旗をイメージした赤・白・青の3色のライン。

その青に合わせてか、テーブルの下に青いホーロ器。  
また、そこにピンククッションがあることで、
さっきの家具にあったピンクバラと、全体のバランスがとれてるなぁ。

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"Caféterras bij nacht" 「夜のカフェテラス」 1888。 ここも椅子に座って記念撮影も可。

ゴッホの絵の中で私が一番好きなの。

昔、それを知ったKamoさん、
日本から、この絵を所蔵してるクローラー・ミュラー・ミュージアムへ連れて行ってくれた。

そんな思い出もある一枚。

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夜の青の中で、黄色やオレンジ色のバラが眩しかった。


この展示があったのは敷地内のOranje Nassau Paviljoen オラニエ・ナッソー・パビリオン

ここでは、一定期間ごとに花の展示替えがある。(5日間の展示後、1日かがりで次の花に入れ替え。)
チューリップフリージアガーベラバラ水仙ほか球根植物アルストロメリア
キクやカラーナデシコや夏の花など。


我が家が行った時はバラだったので、ゴッホの展示もバラがたくさん。
他の期間の花とゴッホとの共演も面白かっただろうな。



・・・と、そんな1年前のお話でした^^;。



ここに登場した絵の一部を、昔にゴッホ・ミュージアムで絵を見た話は、コチラ。

タグ:Keukenhof 植物
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コメント 14

mitu

ゴッホ大好き!
アーモンドの木と空の色も、夜の空のグルグルもいいなぁ
草だけを描いた絵も好きなんです^^

ロックバンドの人は知らないのですが、わたしは映画でゴッホ役をしたクリントイーストウッドにソックリと思います。
by mitu (2016-04-05 19:13) 

ぴーすけ君

本当の花を使っての・・・すてき。
日本でもいろんな題材・見方・時代・心理描写などをテーマにしたものを
何回も観にいきましたが、これは見たことがないわ~。
by ぴーすけ君 (2016-04-05 20:03) 

coco030705

こんばんは。
なんて素敵な展示でしょうね。絵画から出てきたような花々ですね。私もアムスのゴッホ美術館へ行ったとき「花咲くアーモンドの木の枝」が好きで、友達に出そうとたくさん絵葉書を買いました。いい美術館ですね。また行きたいです。
by coco030705 (2016-04-05 21:53) 

らしゅえいむ

わけもわからず母親に連れられて
新宿の劇場で滝沢修のゴッホを見たのを思い出しました。
うっすらとした記憶なのですが、
劇が終わってから控え室に行った記憶が・・・・
by らしゅえいむ (2016-04-05 23:53) 

めぎ

ゴッホ自身がこの展示に訪れたら、どんな風に感じてどんな絵を描くでしょうかねえ。
お花いっぱいの展示、絵だけが並んでいるのよりずっと絵を身近に感じられそうです。
by めぎ (2016-04-06 01:15) 

engrid

一番好きな絵のあるミュージアムに連れて行ってくださる
なんて素敵なLOVEなおはなしなの、♪
こんな感覚の展示会、日本でおめにかかれないわ、
いいでしょうね、アートとコラボかな、、
長く,そこに佇んで歩き回りたくなるわ
花咲くアーモンド、好きなの

by engrid (2016-04-06 01:22) 

ハリネズミ

アーモンドのお花の・・・・たしか以前、トレイなどをゲットされてたような?^^
大好きな絵を見るたびに海外の美術館までってとってもすてきな思い出ですね♪。
by ハリネズミ (2016-04-06 09:08) 

竹口要

楽しい展示ですねぇ!!
何度も何時間も鑑賞してしまいそう。
それにお花の入れ替えがあるだなんて~♪
もし近くに住んでいたらその度に訪れたくなりますね、これは!!
海外は撮影OKなところが多いんでしょうか?
(日本はNGなところばっかり。ばっかりって言うほど知らないけど(笑))
そして非常に有り難く、いつも拝見してます(^o^)丿
ツマ。

by 竹口要 (2016-04-06 09:59) 

TaekoLovesParis

ゴッホの絵に合わせたお花の展示。面白くて綺麗な企画ですね。きっと香りもよかったことでしょう。ゴッホの白いバラ、花瓶に入ったあふれるばかりの白いバラ、ワシントンナショナルギャラリー展の時に来ていて、とても綺麗な絵だったのを思い出しました。
Inatimyさんがお好きな「星月夜」は、私も大好きです。
by TaekoLovesParis (2016-04-06 22:00) 

shino*

ひと目ぼれしたリネンのテーブルクロスが
こんなコッテリした黄色でした。
2枚買ってカーテンにしちゃいました。
by shino* (2016-04-07 08:45) 

ナツパパ

素敵な企画ですね。
こういう風に、ゴッホの絵を、別の角度から体験できるって良いなあ。
花も魅力的!!
by ナツパパ (2016-04-07 14:41) 

luces

花と絵画の組み合わせはとても魅力的です。
ゴッホの黄色がきれいですね
by luces (2016-04-07 22:57) 

miffy

やっぱりゴッホの色彩感覚はオランダ人のDNAだったんですね。
絵とお花のコラボ素敵ですね~
バラ以外の花だとどんな感じになるのか考えるだけでワクワクしますね~
by miffy (2016-04-10 23:42) 

Inatimy

→皆さま「バラに囲まれたゴッホ」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。会場にあったのは本物の絵じゃなかったけれど、バラととってもいい感じに展示されていて、ゴッホミュージアム、クローラー・ミュラーミュージアムなどにあるゴッホの絵を一気に見た感じ^^^。

→mituさま
ゴッホ、色使いがキレイですよね^^。ぽってりと塗った筆の跡も好きだし、淡い色で描いた鉢植えの植物も素朴で。映画のゴッホ役をクリント・イーストウッドが演じたんですか?知らなかった〜。確かに雰囲気はゴッホに似てるかも^^。

→ぴーすけ君さま
絵画(絵は本物じゃないけど)と花(本物)の共演、とっても面白かったです。色のバランスも良く、バラ自体も、同じ色でもこんなに種類があるなんてと驚いたほど^^。

→coco030705さま
「花咲くアーモンドの木の枝」いいですよね〜。ゴッホ美術館、ショップを見るのも楽しくて^^。そこで買ったボールペンを愛用してますが、インクが長く続くからお得感たっぷり。

→らしゅえいむさま
劇場でゴッホ、すごい体験ですね〜。控え室まで行かれたなんて^^。

→めぎさま
絵画に使われている色から花を選ぶ、という作業も楽しそうだなと思いました^^。ゴッホ自身が展示を見たら、もっとこだわりの見所ができてたかもしれないな〜。絵画はレプリカやポスターだけど、こういうより身近な展示っていいですよね。面白い♪

→engridさま
レプリカやポスターの絵の展示ですが、花と一緒に空間を作ってあるというのがとても面白く。これを見て、本物見てみたいな、と思う人たちもいるんじゃないかしら^^。「花咲くアーモンドの木の枝」、いい絵ですよね〜。

→ハリネズミさま
よく覚えてらっしゃいますね〜、そうそう、「花咲くアーモンドの木の枝」のトレイ使ってます^^。何気ない一言を覚えてくれてるKamoさん、すごいなぁと思います・・・今までの旅先も、そんな感じで決まったのが多々あり^^;。

→竹口要さまのツマさま
キューケンホフは開演期間中のパスポートチケットも売ってるから、近かったら何度も足を運んで楽しめるのになぁ・・・・^^;。絵画はレプリカやポスターだけど、すごくいい展示でした。ミュージアムでもフラッシュ&三脚なしの撮影ならOKという寛大なところが多いです。特別展は撮影禁止とか区別してあったり^^。

→TaekoLovesParisさま
バラの香り、一番うっとりするのは、「花咲くアーモンドの木の枝」の前にあった白いバラでした^^。ゴッホの描いた白バラ、淡いグリーンを背景にした絵ですね〜。本物、すごくゴージャスでしょうね。写真でしか見たことなくって・・・^^;。ゴッホの「星月夜」、空のぐるぐるがお気に入りです^^。ショップでボールペンまで買ってしまった。

→shino*さま
こってりな黄色のテーブルクロスをカーテンにとは♪ 我が家もIKEAで買ったテーブルクロスをソファーカバーにしてるという・・・似てますね^^。

→ナツパパさま
レプリカでもポスターでも、花と一緒に展示されて、その共演の空間で自由に撮れるっていうのがいいですね^^。「夜のカフェテラス」に座って、撮ってもらいました。

→lucesさま
そうそう、ゴッホの使う黄色って特徴的ですよね〜。同系色でまとめたかと思うと、青と合わせて引き立てあったり。私は特に夜のカフェテラスのオレンジっぽい黄色が好きです^^。

→miffyさま
バラ以外の花とのコラボ、どんな風だったんだろうな〜。最初のチューリップとの共演も見てみたかった気がする^^。
by Inatimy (2016-04-12 17:25) 

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