ユリ咲きからパーロット咲き Keukenhof 2019 [花図鑑]
赤、白、黄色・・・
チューリップの歌の通りだけれど、典型的なチューリップとはフォルムが違うね。
三色集まって咲いてたコーナー。 名前はわからなかったユリ咲きチューリップ。
約9ヶ月あまり前、昨春4月にKeukenhof キューケンホフで撮ったチューリップ。
オランダ王立球根生産者協会の15の分類に分けて、
今回はユリ咲き、フリンジ咲き、ビリディフローラ、パーロット咲きを。
今回はユリ咲き、フリンジ咲き、ビリディフローラ、パーロット咲きを。
ユリ咲きは、文字通りユリの花のように、花びらが細めで、外に反り気味のもの。
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き Purple Dream パープル・ドリーム。 花の底は白。
ちなみにその足元に咲いてる白い花は、水仙のStarlight Sensation スターライト・センセーション。
パープル・ドリーム・・・紫の夢・・・寝ている時の夢ってあまり見ないな。 一瞬にして朝って感じ。
夢を見てても覚えてないだけかもしれないけれど、そんなにカラフルじゃない気がする。
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き Très chic トレ・シック。 とてもシック。 フランス語だ。
上品で、落ち着いてて、洗練されたおしゃれな感じ・・・かな。
上品で、落ち着いてて、洗練されたおしゃれな感じ・・・かな。
そういえばパリでDîner en Blancというイベントがあった。 英語だとDinner in White。
外の公共の場にできた即席のディナー会場で、白い服を身にまとった人たちが集まって食事するもの。
外の公共の場にできた即席のディナー会場で、白い服を身にまとった人たちが集まって食事するもの。
ニュースで見たんだったかな。 テーブルクロスも椅子も真っ白だった。
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き Budlight バドライト。 2016年にも撮ったことがあるチューリップ。
あの時も、名前の意味がよくわからず、Googleの翻訳で出てきた蛍の光に疑問を持ち、
他にバドワイザーが販売する青いラベルの瓶で、カロリー低めというライトな製品、と書いてた。
他にバドワイザーが販売する青いラベルの瓶で、カロリー低めというライトな製品、と書いてた。
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き Jazz ジャズ。
ジャズはユリ咲きでよく見ていた品種だけれど、以前はもっと濃いピンク色だった。
同じものとは思えないな・・・。
同じものとは思えないな・・・。
※ 2008年にホラント・フラワーズ・フェスティバルで見たチューリップのジャズは、こちら。
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き Ballerina バレリーナ。
細身な感じで、割と背が高く、50cmほどだったかな。 2008年に撮ったことがある。
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き Claudia クラウディア。
背の低い方、ピンクに白の縁のがそう。 花の底には黄色が入る。
背の低い方、ピンクに白の縁のがそう。 花の底には黄色が入る。
2017年、2018年にも撮ったことのあるチューリップ。
2017年には我が家のベランダ小庭で春に咲いたこともある。
2017年には我が家のベランダ小庭で春に咲いたこともある。
ちなみに黄色い背の高い方は、分類No.3 Triumph トライアンフのFriendship フレンドシップ。
☆ ☆ ☆
フリンジ咲きは、花びらの縁がギザギザ、細かく切れ込みが入ってるもの。
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Arc de triomphe アルク・デ・トオリオーンフ・・・かな?
意味は、凱旋門。
意味は、凱旋門。
凱旋門といえば、パリのエトワール凱旋門だけれど、
ルーブル美術館とテュイルリー庭園の間にもカルーゼル凱旋門というのがある。 サイズは小さいけどね。
ルーブル美術館とテュイルリー庭園の間にもカルーゼル凱旋門というのがある。 サイズは小さいけどね。
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Golddust ゴールドダスト。 砂金、金粉という意味があるみたい。
赤い花びらの縁がギザギザで黄色くなってるところ、金粉がついた感じなのかもね。
フリンジ咲きで、しかも八重咲きというゴージャス感。
フリンジ咲きで、しかも八重咲きというゴージャス感。
分類No.7 Fringed フリンジ咲き Crystal Star クリスタル・スター。
2013、2016、2017年、2018年も撮ってたというお馴染みのチューリップ。
花の底に黒が入るから、下から見ると、くすんだ感じになってる。 それがまた好きなポイントだったり。
花の底に黒が入るから、下から見ると、くすんだ感じになってる。 それがまた好きなポイントだったり。
☆ ☆ ☆
ここからは、花びらに緑色が入るビリディフローラ。
分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ Yellow Spring Green イエロー・スプリング・グリーン。
背が高くて、50cmくらいにはなる。
イエローじゃないのもあって・・・
分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ Spring Green スプリング・グリーン。
白い花びらのスプリング・グリーンは、40cmくらいだったかな。
白い花びらのスプリング・グリーンは、40cmくらいだったかな。
ちなみに、赤いのは、分類No.12 Kaufmanniana カウフマニアナ種の
Heart's Delight ハーツ・デライト。
Heart's Delight ハーツ・デライト。
☆ ☆ ☆
パーロット咲きは、オウムの羽根のように切れ込みが入ったり、波打った感じの花びらのもの。
パーロットがオウムの意味。
パーロットがオウムの意味。
分類No.10 Parrot パーロット咲き Silver Parrot シルバー・パーロット。
クルンとなった花びらがかなり特徴的で、普通のチューリップとは違うと一目でわかる。
シルバーは好き。
はめてる指輪もシルバー。
はめてる指輪もシルバー。
シルバー・パーロット、咲き始めのものは、花びらの中央にも緑が濃い目に入ってたり。
花が咲き進むにつれ、その緑が淡くなり、逆にストロベリーのような色が濃くなってくる。
花が咲き進むにつれ、その緑が淡くなり、逆にストロベリーのような色が濃くなってくる。
注目すべきもう一つのポイントは、葉っぱに白い縁取りが入ってること。 爽やか。
分類No.10 Parrot パーロット咲き Bright Parrot ブライト・パーロット。
赤い花びらベースで、黄色い縁取り。 このくらいの開き具合は、まだ花らしい。
分類No.10 Parrot パーロット咲き Apricot Magic アプリコット・マジック。
咲き進むと、ものすごく花びらが開いて、ますますチューリップに見えなくなるのだった。
マジックというと浮かぶのが、山下達郎の"Magic Ways"。
アルバム「BIG WAVE」はよく聴いたな。
アルバム「BIG WAVE」はよく聴いたな。
<ご参考> 色を変えたのが今回までに登場したもの。 一重線で消してあるのは撮れなかったもの。
オランダ王立球根生産者協会の15の分類
早生:分類No.1 Single Early 一重早咲き
分類No.2 Double Early 八重早咲き
中生:分類No.3 Triumph トライアンフ
分類No.4 Darwin Hybrids ダーウィン・ハイブリッド
晩生:分類No.5 Single Late 一重遅咲き
分類No.6 Lily-flowerd ユリ咲き
分類No.7 Fringed フリンジ咲き
分類No.8 Viridiflora ビリディフローラ
分類No.9 Rembrandt レンブラント
分類No.10 Parrot パーロット咲き
分類No.11 Double Late 八重遅咲き
野生種と野生種優勢なハイブリッド:
分類No.12 Kaufmanniana カウフマニアナ種
分類No.13 Fosteriana フォステリアナ種
分類No.14 Greigii グレイギー種
分類No.15 Other Species その他の野生種
・・・と、今回は、分類No.6のユリ咲き、分類No.7 Fringed フリンジ咲き、
No.8のビリディフローラ、No.10のパーロット咲きを紹介。
No.8のビリディフローラ、No.10のパーロット咲きを紹介。
(写真は、およそ9ヶ月余り前、2019年4月下旬にさしかかった頃に行ったKeukenhof キューケンホフにて。)
立春って、冬至と春分の中間に当たるそうな。
春の気配、すでにしてるかも。
春の気配、すでにしてるかも。
我が家のベランダ小庭では、クレマチスの新芽が大きくなってきた^^。
面白い形のチューリップですね!
日本は立春寒波が到来で明日から気温が下がるそうです。
by ma2ma2 (2020-02-04 19:46)
知ってるチューリップ(典型的)の形が少なくなったようです。
今春いろいろ撮ってみます。
by ヤッペママ (2020-02-04 20:37)
こんにちは。
「ユリ咲きチューリップ」個性的で興味深いです。
「バドライト」ドイツ語風の響きですね?
「シルバー・パーロット」これまた不思議な形状と色彩。記憶に残るフォルムです。
アルバム「BIG WAVE」懐かしいです。「Magic Ways」も好きですが・・・
遊びにゆく時、車内で「Jody」をよく聴きました。
Inatimyさん、女性サーファー?!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-02-04 22:51)
横浜公園のチューリップもたくさん植えられますが、
見に行くタイミングが難しいです。
by 斗夢 (2020-02-05 06:27)
売ってるチューリップもこのトゲトゲさんとフリフリさんが多くなったというか、主流になって来たように感じます。
こうして拝見してたら、チューリップが買いたくなってきました。すごい刷り込み効果ですわ~~
by めぎ (2020-02-05 06:37)
ユリ咲き、フリンジ咲き、ビリディフローラ、パーロット咲き…
どの花見ても綺麗だな^^
by よしころん (2020-02-05 08:24)
花びらが大きく広がっている品種は、ぱっと見はチューリップとは違う花に見えますね。
by YAP (2020-02-05 08:27)
チューリップにかける情熱の高さを感じます。
皆さん本当に好きなんですねえ。
by ナツパパ (2020-02-05 10:19)
ユリ咲きのチューリップは、つぼみが本当にユリのようですね(^^
フリンジ咲きのゴールドダストはシャクヤクのような大きな丸い花なんですねw
言われなければチューリップの仲間だとは気づかないかも。
パーロット咲きはまるで布のような質感ですね♪
山下達郎のアルバムで一番よく聞いたのは「FOR YOU」です。
by marimo (2020-02-05 11:39)
ユリ咲 シャープな感じで良いですよね
逆に撮りやすいかも
by (。・_・。)2k (2020-02-05 14:21)
楽しいな。こちら真っ白の世界ですよ。
by JUNKO (2020-02-05 19:51)
バレリーナの色と形がいいな。
尖がった形はあまり見ないけれど、スッキリしていてお洒落ですね。
by みち (2020-02-05 23:27)
キレイキレイ♩
いいですね~
これだけ大量のいろんなチューリップ
見てみたいです。
チューリップ大好きなので!
by ふにゃいの (2020-02-05 23:41)
こちらは冬本番の寒さとなりましたよ
あたたかな春の訪れはもう少し先かな(*´з`)
by mitu (2020-02-06 10:16)
本日、日本は雪です・・・
なのでこの春を連想させてくれるチューリップには
心躍りました~!!!
やっぱり色が心に与える影響って大きいですよね。
明るいチューリップを見て気持ちが晴れました。
by 竹口要(だいたい妻) (2020-02-06 15:02)
ユリ咲き、フリンジ咲き、大好きです。
by テリー (2020-02-07 07:09)
ゆり咲きチューリップ、好きでやすなあ。
大人の雰囲気がしやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-02-07 13:46)
Budlightのお話、うちのドイツ人にしたんですが、即座に「Budは蕾という意味だよ」と言うので調べてみたら、英語で蕾ですよね(自分が英語できないのがばれますが爆笑)。単純に「蕾の光」と言う意味ではと思います。
うちのドイツ人によると、その昔アメリカの白黒映画でRosebudと主人公が死ぬときに言って、その意味を探るという内容のがあったので、ドイツではそのBudというのが蕾と言う意味だというのはとても有名だとも言ってました。調べてみたらその映画は「市民ケーン」という邦題のようですよ。まあこの話はチューリップとは関係ないですけど。
by めぎ (2020-02-07 17:16)
三色集まったユリ咲きチューリップ、みんなで背伸びして太陽の光を私に注いでって言ってるみたい(笑)
この中ではゴールドダスト、イエロー・スプリング・グリーン、シルバー・パーロットが欲しいな~
by miffy (2020-02-08 14:02)
ユリ咲きのチューリップが一斉に咲いていると
まるでダンスをしているかのようですね
by kuwachan (2020-02-08 15:40)
→皆さま「ユリ咲きからパーロット咲き」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。2019年はキューケンホフでは外をぐるぐると回って、展示館や大温室の中に入らなかったので、そんなにたくさん種類を撮らず。なのでブログの写真も早く終わりそう。見てたらもっと大量になっただろうなぁ^^;。
→ma2ma2さま
チューリップの形も様々で楽しく^^。どんどん新しい品種も出てきてます。日本はやっと冬らしい気温になったみたいですね。こちらは相変わらず気温が高めです。
→ヤッペママさま
一般的なチューリップの形も品種改良で作られたものなのだとオランダで知りました。この後に紹介予定の原種系のチューリップも意外な可愛さなのでお楽しみに^^。
→Boss365さま
ユリ咲チューリップ、スリムなラインも美しく。バドライトは英語だと思います^^。達郎さんの「Jody」もいい曲ですね〜。いえいえ、私はサーファーでもなく・・・ウィンドサーフィンのは何度か試しましたが、海、足がつかないところは不安で^^;。
→斗夢さま
キューケンホフは球根育成業者さんが植え付けしますが、横浜公園のチューリップは市民が参加して植え付けされるんですってね。すごいイベントですね^^。自分が植えた球根から咲くチューるっぷを見るのは楽しさ倍増でしょうね。
→めぎさま
そうそう、かなり昔と比べて花屋さんで並ぶチューリップの品種に違いが出てきました^^。めぎさんところはチューリップらしい形で赤がお好きでしたよね。切り花のチューリップ、欲しくなるけど我が家は室温が18〜20℃だから、早く咲き進んでしまうので、ためらってます・・・。Budlightの意味、ありがとうございます。やっぱりそうなのかな、普通に蕾の光になってしまうんですが、それでいいのかなって感じで。オランダではbudは日常生活でも見る、意外と身近な単語でもあるんですよ。cotton budsと「綿棒」のケースに書いてあって私はそれで覚えたという・・・確かにツボミっぽいし^^;。オランダ、売ってるものってだいたい英語かフランス語との併記が多く。
→よしころんさま
どのタイプもそれぞれの良さがあり・・・キレイだから、毎年、大量の写真を撮ってきてまして、分類に手間取ってます^^;。
→YAPさま
あまりにも花びらが大きく広がると、チューリップって言われてもわからないほど^^;。八重咲きだと芍薬っぽくなったり。
→ナツパパさま
チューリップなどの球根産業はオランダの要ですからね。日本もトップ10に楽々入るほどの輸出先になってます^^。
→marimoさま
これもチューリプなの?とオランダに来た当初はこれらのチューリップのフォルムにビックリでした^^。別の花のようにも見えますよね。でも、チューリップの原種はまた一般的なチューリップのイメージとは異なるものもあったりするんですよ。面白いです。山下達郎の「FOR YOU」の中の”Your Eyes”は好きな曲の一つです^^。
→ (。・_・。)2kさま
ユリ咲はスリムなボディとか、反り返ったフォルムが魅力的ですよね、ちょっとシャープさがあって^^。
→JUNKOさま
こちらは雪もなく氷もないけど、色もなく、モノトーンな色調の薄暗い冬です^^;。しかも今日はかなりの強風で・・・。早くチューリップの時期にならないかしら。
→みちさま
バレリーナ、形も色もいい感じで^^。元気でそうな。甘すぎない雰囲気なのがユリ咲のポイントかな。
→ふにゃいのさま
キューケンホフに朝から夕方までどっぷり10時間ほどいると、夜、目をつぶって寝ようとしても、次から次へカラフルなチューリップが浮かんでくるほど^^。
→mituさま
こちらは冬らしい冬がないまま春を迎えそうな気配です・・・氷点下の日がないと物足りないなぁ^^;。
→竹口要(だいたい妻)さま
いいなぁ・・・雪・・・って雪好きな私は羨ましく思います^^。こちらは氷点下で凍ることもなく、雪もなく、ちっとも冬らしくなくて。単にどんよりと薄暗いので、春のチューリップの写真で自分を元気づけ^^。
→テリーさま
ユリ咲、フリンジ咲、おしゃれな感じがお好みなんですね^^。
→ぼんぼちぼちぼちさま
花のフォルムが大人っぽいですよね^^。色は可愛くてもシャープさがあって甘すぎないところ。
→miffyさま
三色揃ったユリ咲、濃いめの赤がいいアクセントですよね。ゴールドダスト、イエロー・スプリング・グリーン、シルバー・パーロットとは、渋いお好みですね^^。シルバー・パーロットは苺ミルクのようで美味しそうなのが好きです♪
→kuwachanさま
ユリ咲チューリップのダンス、なるほど、手をあげたりしてる感じもして、躍動感あるかも^^。
by Inatimy (2020-02-11 19:09)