SSブログ

オランダ第4の都市を歩いてみる [街並み]

This card・・・use?

・・・と恐ろしいほどブロークンな英語。 普段使わないので回路ができてない。

いつもトラムメトロバスに乗るのに使ってるOVチップカード
オランダ鉄道(NS) でも使えるのかどうか、近くにいた係の人に聞いたのだった。

窓口でアクティベートしてね、と親切に教えてくれた。 
おやまぁ・・・通じたんだ、これでも・・・とビックリ。

後で気づいた。 
オランダ語で聞けばよかった。

utr1.JPG

Domtoren ドム塔に上ったのは8月の終わり。 
今回はそのUtrecht ユトレヒトの街歩きのお話。

オランダの夏の終わりは早いもので、もう葉っぱが散り始めていた。

utr2.JPG

オランダ鉄道の駅から街の案内標識を見ながらKamoさんとぶらぶら。 
出てきた広場に見えたのは、昔の

St. Maria Pomp 聖マリア・ポンプという名前で、国家遺産になってるもの。

この広場を左に曲がると・・・

utr3.JPG

・・・ドム塔へ一直線の通りがある。 

ショーウィンドーに魅かれて、ジグザグにお店を見ながら少しずつ前へ。

utr4.JPG

途中、気になったのが弧を描くファサードの家。  オシャレだな。 

アール・ヌーボーの影響を受けた折衷主義・・・とネットで後調べ。

utr5.JPG

1901年に建てられたもののよう。 ここも国家遺産らしい。 

utr6.JPG

そして、運河に架かる橋の手前で立ち止まり、
ドム塔を上から下まで何度も目を往復させ、大きさを実感。 迫力あるな。

・・・で、の上までのガイドツアーに参加したのが先のお話だったというわけで。

utr7.JPG

ちなみに、Den Hag デン・ハーグMadurodam マドゥーロダム(マドローダム)にも、
ドム塔のミニチュアがある。  

25分の1のスケール。
ということは、実物が112.32mだから、ミニチュアでも約4.5mかな・・・。
私の3倍弱ほど。

話は戻って・・・

utr8.JPG

・・・塔から降りた後は、すぐ近くの煉瓦の門をくぐり、中庭を歩く。 

Flora's Hof フロラス・ホフという元・苗木畑・養樹園、
昔は造園家さん家族が苗木を育てて販売してたところの庭の一部らしい。 

utr9.JPG

なんとなく好きで、ユトレヒトに来ると立ち寄る。 

utr10.JPG

庭から伸びる煉瓦の小路に植物の絡まるアーチが。 いいなぁ・・・。 

utr11.JPG

さて、何かお昼に食べないと・・・と軽そうなものを探しながら近辺をうろうろ。 

面白そうなお店も並ぶから、誘惑が多い・・・。 でも、ぐっと我慢。 
まだ本来の目的にも辿りついてないのだからね。 

と言いつつ、自転車の写真はたくさん撮ってた。

utr12.JPG

建物にいいもの発見。 Gevelsteen ヘーフェルステーン、直訳すると家の正面石。 
番地がなかった頃の家の目印。 

鳥は、valk ハヤブサで、
その下には、IND(E) VERGULD(E) VALCK とある。 (E)は小さく上についてた。
verguld 金メッキした、金箔の、という意味。  
・・・つまり、金箔のハヤブサ。 すっかり剥げちゃってるけど。

これを撮っていたところからも・・・

utr13.JPG

・・・ドム塔が見える。 このあたりには、昔、Vismarkt 魚市場があったみたい。 

ハヤブサの目印の家の角の通り名プレートにそうあった。

運河はあると言えども内陸の地のユトレヒト。 
その昔、いったいどんな魚を売っていたのかというと、やはり川魚
バス(パーチ)、カワカマス、コイ科のブリーム、ローチ、鯉などらしい。

utr14.JPG

そして、撮ってるすぐそばにある建物もまた、古そうな。

現在は、iittala イッタラのお店。 入ったらじっくり見てしまいそうで、今回はパス。

と、建物や風景を見ながら、ここでテイクアウトしたピザパンを食べてたのでした。

utr15.JPG

さて、やっと目指すところへと南西へ向かいつつ、歩きながら撮る。 

の上から見ていたDomkrk ドム教会。 

utr16.JPG

カタライネ修道院博物館の角を曲がって、Nieuwegracht 新運河をさらに越える。 

こんなに高低差があるのがユトレヒト運河の特徴。 
街の中心のOudegracht 旧運河のほうだと、運河脇のテラスにカフェやレストランが並ぶ。

utr17.JPG

先に進むと、横丁に面した壁に、可愛いイラストと何やら文章。 
サインが達筆過ぎて読みとれない・・・。 

さらに歩いて・・・ 

utr18.JPG

家と家の間に、少し小さめな扉。   装飾や窓までついてる。 
扉の上には1623 と年の表示が。 
1623年というと、日本ではちょうど徳川家光の治世が始まったところ。

で、いったい何かというと、家屋敷の仕切り・境界みたいなものらしい。 
これも国家遺産のよう。

 

さて、段々と目的地に近付いて来た。 
長くなったので、話の続きは、また今度。

さて、どこに行くでしょう?

 

※ 写真はSONY。


タグ:ユトレヒト
nice!(36)  コメント(14) 
共通テーマ:地域

nice! 36

コメント 14

kaname

最初のレンガ敷きの画像が好きだな~。
by kaname (2013-11-30 04:52) 

ハリネズミ

石畳の道は憧れだけど、実際に歩いてみると足への負担、
半端ではないですよね。そそっかしい私はすぐにこけそうに^^;。
時を経て古びた色合いになった煉瓦造りの建物に、
木々の瑞々しい葉の緑が映える光景、すてきですね~。
大きな木の木陰のある運河沿いも水面を見ながら歩いて
みたくなる雰囲気。
数ある誘惑を振りきってInatimyさん、どこへ向かってるのかな?
by ハリネズミ (2013-11-30 10:12) 

テリー

1901年の国家遺産の建物、素敵ですね。どういう人が、住んでいるのでしょうね。
by テリー (2013-11-30 10:22) 

母ちゃん

本当にどちらへ向かっておられるのかしら♪  美しい街を歩いて、お店をのぞくのもいいな~。
by 母ちゃん (2013-11-30 19:28) 

めぎ

今振り返ると8月終わりってとっても暖かく、緑いっぱいで日差しも強くていかにも真夏のように見えるのですけど、実際の8月終わりって、涼しくなってきたり黄色くなった葉っぱが落ち始めたりして、これから始まる長い秋から冬にかけての始まりを感じる時期なんですよねえ・・・
植物のアーチ、いいですねえ。こんなのを家の入り口なんかに作るのが夢のまた夢ですねえ。
by めぎ (2013-12-01 17:55) 

MOCOMOCO

レンガ造りの町並みがお洒落ですね~^^
元造園屋さんの中庭、素敵♪ベンチがあったらまったりしちゃいそう♪
いろんな誘惑を振り切って、どこへ向かってるのかな?楽しみです^^
by MOCOMOCO (2013-12-01 18:04) 

miffy

ドム塔の周りは面白いものがいっぱいですよね。
上を見たり下を見たりとキョロキョロしていると中々先に進めないですよね。
ユトレヒトには興味深いものたくさんあるし、どこへ向かっているのかしら。
by miffy (2013-12-01 20:06) 

luces

運河が有る街は良いですね
散歩が楽しくなりそうです。
by luces (2013-12-01 22:22) 

あげぱん

えー?これから目的地ですか?
もう十分素敵な町並みにオシャレな建物楽しめましたよ~❤
by あげぱん (2013-12-03 00:08) 

今造ROWINGTEAM

どこを見ても素敵な街並みですねぇ~♡
私は英語もオランダ語も話せないので
実際に海外に住んでいて、なおかつオランダ語を話せる
Inatimyさんを尊敬します~\(^o^)/

ねね
by 今造ROWINGTEAM (2013-12-03 10:41) 

カエル

「カタライネ修道院博物館の角を曲がって、Nieuwegracht 新運河をさらに越える。」のね、写真の運河が素敵!!!
そしてそのあとのワイヤーの白壁のお店?家?めっちゃかわいい!


by カエル (2013-12-03 12:52) 

moz

なんとなく分かります、海外で尋ねたりする時って英語なんですよね。
ぼくもハワイに行った時に手続きで相手の人が日本語でしゃべってくれているのに、片言の英語で答えていました・・・ ^^;
ユトレヒト、素敵な街並みですね。「弧を描くファサードの家」、なるほど素敵です。こんなのあまり見たことないです。
さて、ピザパン食べられて、どこへ?
by moz (2013-12-04 06:15) 

hatsu

ドム塔への一直線の道、ワクワクしますね^^
iittalaのお店も素敵♪
ピザパン、食べたくなりました~。
by hatsu (2013-12-07 07:45) 

Inatimy

→皆さま 
『オランダ第4の都市を歩いてみる』のお話に、nice! & コメントありがとうございます。 シンタクラースも蒸気船でスペインに帰り、一気にガラリと街の雰囲気がクリスマスに。 ラジオからもクリスマスの曲。 スーパーでもクリスマスの曲・・・頭の中がクリスマス。 今度はサンタクロースが来るんだなぁ・・・。

→kanameさま 
最初の写真は石畳なんですよ。 泉の周りだけ石畳で、道路は煉瓦畳という、山がないオランダらしい方法ですよね~。 石が貴重♪

→ハリネズミさま 
私も何度か石畳&煉瓦畳で足首ひねって痛めました・・・どうも右足は足の外側に体重をかける癖があったみたいで、それから全体に体重をかけるように歩き方に気をつけたら大丈夫に♪ 一戸の建物も、家並みも、運河のある風景も、そこに自転車があるのも絵になって、ついつい写真を・・・そして個性的なお店が並んでるので入りたくってうずうず。 でも、なんとか本来の目的地へ~。

→テリーさま 
1901年の国家遺産の建物、どんな人かしら、住人は。 下の階は靴屋さんだったか、お店が入ってました♪ 

→母ちゃんさま 
時間が許すなら、運河のテラスのカフェでお茶でもゆっくり飲んで、ショッピングでお店をハシゴ・・・といきたいところですが、この日は別の目的へ~。

→めぎさま 
この夏は珍しく暑い夏でしたが、8月終わりにはすっかり快適な暖かさ。 でも確実に季節は移りつつありましたね~。 植物のアーチ、壁に這わすツルバラ・・・もう夢のまた夢です。 ベランダ小庭の植物のお手入れでさえ、手一杯の私・・・。

→MOCOMOCOさま 
元造園屋さんの中庭、人気のようで、行った時にはベンチは既に満席・・・。 今度ユトレヒトに行ったら、のんびりできる庭のあるカフェ探しもしてみたいところです♪ 可愛い雑貨のお店もいろいろで誘惑多かったです~。

→miffyさま 
駅から歩きだした時点でもうお店の誘惑が始まって、さらに撮りたいものがあれこれ。 天気の良さにドム塔まで上っちゃったから、お昼はテイクアウトになってしまったけれど、今度はゆったりショッピングに来てみたいです~。 

→lucesさま 
アムステルダムにも運河があるんですが、ユトレヒトはまた雰囲気が異なって新鮮。 魅力的ですね。 ただ散歩でうろうろ歩いてるだけでも楽しめるところです♪

→あげぱんさま 
本来の目的地に到達するまでに、店の誘惑たくさん・・・さらに写真を撮ったり、ド武藤にも上っちゃったり・・・。 何度来てもダメですねぇ、見どころあり過ぎて、全部回りきれません~。 

→今造ROWINGTEAM ねねさま
いえいえ、単に転勤についてきて住んでるだけなので私自身は恥ずかしいほど言葉も何もできません・・・。 オランダ語も怪しいくらい。 自分で道を切り開いてオランダに住んでるならまだカッコいいんですけどねぇ・・・。 

→カエルさま 
旧運河のほうがにぎわってて絵になるんですが人が多いから、案外新運河のほうがしっとりした雰囲気が。ワイヤーに見えるのは、どうも細い線で絵が描かれてるみたいで。 こういう壁アートは面白いし可愛いね♪ その家は何かのオフィスのようでした。

→mozさま 
恥ずかしい英語力です・・・「このカード、使える?」って、まったくその思考のまま単語並べただけ。 Kamoさんが一緒だったのでついついつられて英語の雰囲気に。 私ひとりで出かける時は練習かねてオランダ語なんですけどねぇ。 早くすらすら出てくるようになってみたいもんです。 ユトレヒトといえば、日本で有名なのはミッフィーちゃんなんですが、この日は別の場所へ~。

→hatsuさま 
ドム塔への一直線の道、この道も誘惑多いんですよ。 とっても美味しいユトレヒトのお菓子を売ってる店もあり♪ iittalaはついついじっくり見てしまうので・・・長いこと狙ってるものもあるし。 時間があったらゆっくり座って食事したいところなんですが、この日はテイクアウトでピザパンに♪ でも美味しかったな~。
by Inatimy (2013-12-08 07:20) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。