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ウィーンの黄金色、青の夜 [ウィーン 2014 冬]

ふと立ち止まったのは、

何も食べ物だけに目が奪われたわけじゃなく。


パッケージに使われているリトグラフの作品は、オーストリアのアーティスト、
Carl Krenek カール・クレネク(1880-1948)のもののよう。

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2014年12月に行ったオーストリア旅のお話。 1日目、ウィーンに到着した日の続き。

レストランでオーストリア料理を堪能し、マリア・テレジア広場のクリスマス・マーケット
ゲーテウサギモーツァルトに遭遇。

そして、クマお菓子のショーウィンドーを過ぎ、
シュテファン大聖堂の横から聖ペテロ教会アム・ホーフの広場のクリスマスマーケットと、
フライウングの広場のクリスマス・マーケットの後・・・

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・・・すぐ近くのパッサージュを抜ける。

1枚目の写真は、このパッサージュの中にあるお菓子屋さんのショーウィンドー。

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進んだ先には、吹き抜けになってる小さな広場。 その中央には、像。

Donaunixenbrunnen ・・・直訳、ドナウの水の精の噴水。 1861年にできたものらしい。
  ↑ ドナウニクセンブルンネン?

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見上げると、アーチ型のがいっぱい。 天井からも分かるように、六角柱の空間になっている。

赤と金色のクリスマスボールと、ギフトボックスで飾られたクリスマス・ツリーを見て、
フライウングとは反対側の通りに出た。

 ※ ウィーンで見たクリスマスツリーの記事は、コチラ

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そして、角にカフェ、Central ツェントラル。 

今回一番行きたいカフェとしてメモってた店。 この日は、位置確認のみに。

パッサージュカフェがある建物は、Palais Ferstel パレ・フェルステル。 
建物自体は元々、国立銀行と証券取引所のためのものだったらしい。

パレってなんて言うんだろう・・・宮殿というか、とにかくゴージャスな造りの建物

そして、これを撮ってる背後に気になる明かりが。 吸い込まれるように入る。

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見上げると、青い光の中に、浮かぶ星。 天井の装飾とも重なって面白い効果。

ここは、Palais Niederösterreich パレ・ニーダーエスターライヒ

昔は、ニーダーエスターライヒ州議会や、州庁舎として使われていたよう。
通りに面した扉から続くこの通路を抜けると中庭に。

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金曜と土曜日の、ほんの2日間限定だったAdventmarkt アドヴェント・マルクト

正面玄関までのスペースが会場。 両側に飲食屋台などが並び、立食用の脚の長い小テーブルがいくつか。

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ここで夕食に食べたのが、中に詰め物がしてあるKnödel クヌーデル。 

クヌーデルは、ジャガイモと小麦粉で作った団子。

照明の青で、あまり見た目は良くないけど・・・中に挽肉香草などが入っていて、これがまた美味。  
下には、煮込んだザウワークラウト。 酸味がキツくなくて食べやすい。 

詰め物タイプのクヌーデルを食べたのは初めて。 これは、いつか自分でも作ってみたい一品。

そうして、通りを歩いて出てきたミヒャエル広場からHofburg 王宮を抜け・・・

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・・・左手にライトアップのNeu Burg 新王宮を見る。 シルエットは、オイゲン公騎馬像

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それと向かい合うように立つのが、写真の右部分にあるカール大公騎馬像

ブルク門をくぐって、道路を渡ったところが、マリア・テレジア広場
最初に見たクリスマス・マーケットの会場。

丸屋根の建物は、右が自然史博物館で、左が美術史博物館。 

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そして、ホテルに戻ってデザートを食べる。 Marillenstrudel アプリコット・シュトゥルーデル

Stephansdom シュテファン大聖堂の近くのお店、
カフェ&お菓子屋さんのGerstner ゲルストナーで、テイクアウトにして買ったもの。

折りたたみ式のフォークを持ってきたのが役に立つ。 
甘すぎず、適度な酸味もあって、これはアタリだった。


昼食に出かけてレストランに入ったのが13:00頃だったから、約7時間ほどの散歩。
適当にぶらぶら歩いたけど、だいたいの街の様子もつかめたし良かった。

ウィーン到着第1日目、いい感じで終了。



・・・と、部屋に戻ってからガイドブックの地図をたどってその日のルート確認。
さらに今頃、そうだったのか、と、見たものが何か調べてたり^^;。

nice!(43)  コメント(18) 
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コメント 18

テリー

ウィーン、懐かしいですね。

by テリー (2015-06-09 22:20) 

ハリネズミ

パサージュ、すてき♪。
吹き抜けの噴水の傍に立って、上を見上げながらぐるっと回ってみたい^^。
お星さまが浮かぶ青い光のライトアップも幻想的ですね。
クヌーデル、パッと見、豚まんに見えちゃいました^^;。
じゃがいもと小麦粉の団子、もちもちした食感が楽しめそうですね。
by ハリネズミ (2015-06-10 07:06) 

(。・_・。)2k

なんか夢の国ですね(^^)

by (。・_・。)2k (2015-06-10 07:27) 

母ちゃん

シックな雰囲気だけど、それがとってもいい感じな街ですね~♪
by 母ちゃん (2015-06-10 09:22) 

ナツパパ

ああ...素敵だなあ。
また行きたくなっちゃいました!
by ナツパパ (2015-06-10 09:59) 

めぎ

アプリコットのシュトゥルデルもあるのですね~美味しそう。
ウィーンの街はやっぱり重厚感が違いますね。
by めぎ (2015-06-10 16:12) 

mitu

お気に入りの喫茶店のアップルシュトゥルデル
冬季限定メニューでは温かくて、甘すぎないカスタードソースがたっぷりかけてあってとても美味しいです♪
クヌーデルもとっても美味しそうですね~(^_^)
by mitu (2015-06-10 17:07) 

engrid

感動するわ、素敵すぎです
詰め物入のクヌーデル、美味しそう
クヌーデルが、美味しそうって、前から思ってました
Megiさんのお話にも出てきたりしてるから、、
シュトゥルーデルは、大好き、アプリコット入りなんていいわぁ〜^
溜息ついてます
by engrid (2015-06-10 18:34) 

miffy

オレンジの柔らかい光ってやっぱり素敵ですね。
青の世界も良いけど、オレンジの方が好きだな~
カフェ・ツエントラル楽しみ♪
私の好きなカフェのひとつです。
1日とってもたくさん歩かれたのですね。
by miffy (2015-06-11 00:01) 

kaname

7時間!!すごい運動量ですね!
でも街が楽しいからいい感じに思えるかも知れませんね~。
あー、景色も美しいけど今日は食べ物に心惹かれました。
美味しそう!!
ツマ。
by kaname (2015-06-11 01:28) 

nicolas

シュトゥーデル、りんごのだけじゃないんですねー
そういえば、この薄い皮を冷凍で買ったことありました。
素人仕事ではなかなかできない芸術的な薄さですよね。
by nicolas (2015-06-11 15:47) 

ふゆん

お星さまのライトかわいいなあ☆
シュトゥルーデルってリンゴのを食べたことあるけど
パイって意味と同じなのかなあ(・∀・`)
by ふゆん (2015-06-12 08:41) 

けん

レンジでチン?
紅茶にあいそなデザートですね♪
by けん (2015-06-12 22:38) 

hatsu

青い星空、すてきですねー^^
アプリコット・シュトゥルーデル、食べてみたいなぁ♡
by hatsu (2015-06-13 05:58) 

のの

いいなぁ♪ こういうところに行けちゃうの、羨ましいです*

by のの (2015-06-13 22:11) 

Inatimy

→皆さま「ウィーンの黄金色、青の夜」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。普段は暗い時間に外を歩くことがなく、早く日が沈んで暗くなる冬の夕方や、冬の旅になると、夜景の撮影にちょっとワクワク^^。暖色の灯りってほんわかしますよね。

→テリーさま
もう半年も前の旅のお話、私も懐かしいです^^;。

→ハリネズミさま
なかなか雰囲気の良いパッサージュでした^^。いつも適当に街を歩き回るんですが、ウィーンは魅力的なものがあちこちに。ついつい歩くのに夢中になります。クヌーデルは、じゃがいもと小麦粉だから、ニョッキっぽい食感。中に挽肉入ってるのは、ほんと、日本人にとっては豚まん風^^。

→(。・_・。)2kさま
夢の国でしたよ〜、私にとっては非日常な世界で^^。建物がまるっきり違うんですもの♪

→母ちゃんさま
建物の装飾がオランダとは違ってて、それも面白いです^^。運河がないのも不思議な感じで。

→ナツパパさま
ウィーン、またいつか行けるといいなぁと私も思う街でした。あ、でも夏は暑いらしいので、秋か冬希望です^^;。春は花粉に悩まされてそれどころじゃないかもしれないし・・・・。

→めぎさま
リンゴのはドイツで生クリーム添えで何度か食べたことがありますが、アプリコットのは初めてだったので、一目見て決定^^。ウィーンの街、暗くなってからも灯りが多くて暖色が心地よかったです。寒かったので・・・。

→mituさま
リンゴのシュトゥルデルも美味ですよね。欧州でだいたい外れたことがないのはリンゴのお菓子。オランダのアップルボル(リンゴ玉)も丸々一個のリンゴをパイで包んで焼いたものですが、カスタードソースをかけて食べるのがとってもいけます^^。

→engridさま
我が家もクヌーデル歴は長くて、ドイツにいくと、茹でて簡単にできるパックを購入^^。チェコにもにた感じのブランボリークネドリーキっていうのがあって、何度か家で作ってました♪でも今回ウィーンで食べた挽肉入りが、すごくお気に入りに^^。シュトゥルーデルもアプリコットのは初めて食べました♪

→miffyさま
カフェ・ツェントラルも良かったんですが、もう一つ入ったカフェもなかなかのものでした^^。いずれ登場するので気長に待っててくださいね。昼に着いたばかりというのに、初日からかなり歩き回りました^^;。

→kanameさまのツマさま
普段見ない新鮮なものばかりなので、旅先ではついつい歩き過ぎてしまいます^^;。スイッチ入っちゃうと、飲んだり食べたりも忘れちゃうので気をつけるようにはしてるんですが・・・。前回の、逃した老舗の甘いもの屋さんの件で、甘いものは旅の友と学びました〜。

→nicolasさま
シュトゥルーデル、リンゴ以外の素材のは私も初めて^^。ショーケースに見つけた瞬間にこれだ!と。薄いですよね、生地。今の家、オーブンがないので、すっかりお菓子も作らなくなって久しく・・・。鶏の丸焼きも、恋しい〜。

→ふゆんさま
シュトゥルーデルって確か、渦巻いたものって意味だったような気が。ドイツで食べたリンゴのは、生クリームとか添えて食べるのも美味しかったな〜^^。

→けんさま
え?レンジで? ホテルの部屋にはレンジはなかったけど、あたためても美味しいかも^^。テイクアウトで持ち歩いてたので冷えてましたが、それもまた美味でした。部屋にある湯沸かしとティバッグでデザート時間を満喫♪

→hatsuさま
たまたま2日間限定のマルクトに遭遇したのも運が良く。青い星空に感謝です^^。アプリコット、それだけでも私の好物なので、そのお菓子となるとメロメロ。

→ののさま
ずーっと日帰りばかりだったので、コペンハーゲンとウィーンは久々の旅行だったんですよ^^;。日本でもふたりで国内旅行にも出かけたことないし・・・。いつか温泉宿にも行きたいねぇ・・・などと話するのでした^^。
by Inatimy (2015-06-15 16:32) 

カエル

パッサージュいいね〜。黄色い照明も海外に行った雰囲気がでてます。Inatimyさんからしたら日常かもしれないけどね。笑
食事もおいしそうだね。
甘過ぎないデザートは食べられる様になったから、テイクアウトのアプリコット・シュトゥルーデルは食べてみたいな♪
by カエル (2015-06-21 09:44) 

Inatimy

→カエルさま
暖色系の照明は日常かも^^。我が家のランプ、薄暗いよ〜。だから、すぐに眠くなる。逆に、日本に一時帰国すると夜が眩しくって。灯りが真っ白なんだもの。このアプリコット・シュトゥルーデルは酸味と甘みのバランスが良かったけど、ウィーンのザッハトルテは私でも泣きそうに甘くて一口で満足かも^^;。
by Inatimy (2015-06-23 18:39) 

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