足はのせなくてもいいのだ・・・ [街並み]
待って、行かないで・・・と追いすがる女性に
あばよ・・・と去っていく後姿。
昔の映画に出てくるような、そんなイメージ。
8月下旬に行った、SAIL AMSTERDAM 2015という帆船祭りのお話の番外編。
埠頭で気になる存在といえば、これ、係船柱。 船を繋ぎとめておくためのワイヤーやロープをかける柱。
こんな風に、巨大なナスカンがついてたのもあった。
横から見ると、白いゾウが並んでる風だったり。
デンマークのコペンハーゲンの港で見たのは、柱じゃなく、輪っかの係船環だったな。
※ ご参考: その時のお話は、コチラ。
ちょっと背が低めの、シブいタイプもあり。 重そうだ。
思い浮かぶのは、やっぱり<マドロスさん>という言葉。
その場合、埠頭じゃなく波止場と言った方が雰囲気が出るかな。
係船柱に足を乗っけて、上着を片方の肩に。
ちょいと目を細めて、潮風に吹かれ、海を見る・・・って感じ。
マドロスって、オランダ語から来てるのだと知ったのは、オランダに来てから。
船員や船乗りはオランダ語で、matroos マトロース。
江戸時代の日本で、マタラウス、マタロース、マタロス、
幕末に濁音になり、マダルス、マドロスとなったよう・・・なことが辞書に書いてあった。
鎖国中でも、オランダは出入りが認められてて貿易関係があったからね。
船体に映った、揺らめく波の反射がキレイだった。
その手前にキノコのような柱がついてた。
これは、接岸時に衝撃を和らげるための防舷材(ぼうげんざい)の一種かな。 古いタイプかも。
こんな風に、その防舷材の柱と船の間に、さらに空気式の防舷材も挟んだり。
風で船が埠頭に寄ることもあるので、船体を傷つけないように。 写真のは、一点吊式というものらしい。
さらに巨大なものも。 空気式防舷材には、いろんなタイプがあるようで、こちらは、チェーンネット型。
ロープにフクロウ発見。 ふと思い出したのが、パンの袋をとめるプラスチックのやつ。
ウサギみたいな錨も見た。 飛んでる?
観覧車に乗ってるのは、ファミリーが多かった。 夜だったら、また違ったかな。
何だろう?と興味を抱いたものを自由に調べて知ることができるのは、とても満たされた気分になる。
マストの本数に横帆や縦帆の組み合わせの帆装、舳先についてる船首像(フィギュアヘッド)、
船を繋ぎ止めるロープをかける係船柱、接岸の衝撃を和らげたり船の側面を守る防舷材・・・
船の世界も、好奇心をそそられるものが、たくさん散らばっていた。
人の多さに最初はためらったけれど、帆船を見に行ってよかったな。
これで、SAIL AMSTERDAM 2015の帆船祭りのお話、終わり。
長らくお付き合いいただき、ありがとうございました^^;。
石原裕次郎バリに
足乗せたくなっちゃいます…ww
by だいず (2015-09-06 20:27)
私は白い象さんにしか見えませんでした ^^;
しかも「象の背中」のあの象にそっくりで・・・。
今回の番外編でInatimyさんが撮られていたモノ、
私は船そっちのけでそういうとこばっか撮るだろうな(笑)
面白そうなモノがいっぱいですね~♪
by MIKUKO. (2015-09-06 20:41)
ロープにフクロウ! 日本だと猫のイラストが多いですよ
(ネズミ対策だから)。
by ぴーすけ君 (2015-09-06 22:39)
オモシロかったーーーーー(^^)♪
ウサギのような錨、惹かれました。
ブレーメンの音楽隊のような白い象さんもオモシロイし♪
ありがとうございました♪
by momo (2015-09-06 22:42)
足のせ台、じゃなくて係船柱、ここのはどれもカッコイイですね~
去年の夏、船台から苫小牧までフェリーで渡ったとき、到着時にその作業の様子をずっと写真撮っていたんですが(そのことも結局記事に出来ず仕舞いだけど)、今見返してみたけど、非常にシンプルでした・・・もうちょっと遊び心があったらなあ、と思いますねえ。
by めぎ (2015-09-07 04:20)
SAIL AMSTERDAM 2015の帆船祭りのお話、すごく楽しかったです!
マドロスさんと言えば、パイプをくわえイカリの入れ墨をした、あの方
ポパイを思い浮かべます^^
by mitu (2015-09-07 05:39)
確かに足をのっけたくなりますね^^
グレーのしぶいのいいなぁ。
欲しくなってしまう(笑)
by akko (2015-09-07 12:52)
パンの袋をとめるプラスチックのやつ・・・・
バッグ・クロージャーっていうって知ってましたぁ?^^
先日、いろんな色のが袋詰めで売られてるのをホームセンターで目撃。
その名前を知ったのでした^^。
黒いゾウの係船柱の写真、海面近くに咲いてる白いお花が気になって。
満潮時には海水に浸からない場所に生えてるのかな。
by ハリネズミ (2015-09-07 14:19)
白い象にキノコの柱
inatimyさんの観察力というか、捉え方
その感性の豊かさをいつもブログから感じています^^
by アールグレイ (2015-09-07 15:38)
私もつい、足を乗せちゃいますね。でも以外に高くって、びっくりするんですよ♪
by 母ちゃん (2015-09-07 19:55)
船舶免許持ってても
名前まで気にしたことなかったです(汗
by (。・_・。)2k (2015-09-07 21:02)
たしかに飛んでます。ダイビングかな
by luces (2015-09-07 21:14)
船の世界、面白そうですね。
ロシア旅行から、戻って来ました。
日本は、また、暑さをぶり返していました。
by テリー (2015-09-07 22:36)
港も面白そうなものがいっぱいありますね。
目線を変えてみると何気ない物も面白味のある物に変わっていきますね~
白い象さん、子供の頃、跳び箱みたいに飛んで遊んだ事があります。
接岸する時に危ないと船員さんに怒られたっけ^^;
by miffy (2015-09-10 15:04)
→皆さま「足はのせなくてもいいのだ・・・」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。もう、係船柱を見たら足乗せてる人の姿が浮かんできますよね^^。刷り込まれてしまってて。日本だけなのかしらね、あのイメージは。
→だいずさま
石原裕次郎、海が似合いますよね〜。最初に始めたのかしら・・・このポーズ^^。
→MIKUKO.さま
「象の背中」? 分からなくって調べてみたら、本当だ〜、白い象さん、似てますね〜^^。帆船祭りを楽しみつつも、こんな何気ないものにもそそられますよねぇ。魅惑のものが多くって寄り道ばかりでなかなか進まない我が家の散歩・・・。
→ぴーすけ君さま
ネズミをくわえて飛ぶ姿、フクロウのイメージですよね^^。そうか、日本は猫なんだ。しかもこれはネズミ対策だったとは。こんなに可愛いフクロウで、機能するんだろうか・・・。
→momoさま
ウサギに見えますよね、この錨♪ 錨の形も様々で、錆びかけたのもあれば、こんなにちゃんとペイントされてるのも。埠頭の係船柱も普段の生活にはないから、ついつい注目^^。
→めぎさま
足乗せ台って、思いますよね、すっかりマドロスさんのイメージが。苫小牧までフェリー、いいな〜、その時の写真、お蔵入りはもったいないですよ。いつか機会があれば是非見せてくださいね^^。
→mituさま
ポパイもセイラーマンで水兵さん、マドロスさんですね^^。TVで随分昔に見たことがあって、いつもポパイに助けを求めるくせに、どうしてブルートを簡単に信じちゃうのかしら、と子供心にオリーブの行動を不思議に思ってました^^;。
→akkoさま
私もグレーの、ほしいな、庭があったら、ちょっと置いてみたいなぁ・・・って、どこで売ってるんだろう?今ん時代、ネットでお取り寄せできるのかしらねぇ^^;。
→ハリネズミさま
バッグ・クロージャーって言うんですね。英語からかな。オランダ語では、ブロート・クリッピェだったかな。直訳、パンの小ちゃなクリップ。でも、近所のスーパーのパンはビニールテープで袋の口を止めてて、うまく開かず、穴が開く・・・^^;。白い花、たぶん、大丈夫。ここ、元は湾なんですが、今は湾の口を大堤防で締めてて、湖。船を通すため堤防も一部開くけど、海水濃度もかなり低めで淡水に近いらしいです。満潮時でもさほど水位は変わらないかも^^。
→アールグレイさま
いつも何撮ってるんだろう?って思われそうなものばかりで^^;。でも好奇心をそそられて熱中してしまうんですよね・・・。散歩してても寄り道多くって。この日も結局座ることなく、かなりの時間歩き詰め。夢中になりすぎるところ、ちょっと反省。
→母ちゃんさま
ここの、白い象さんのは少し高めでしたが、グレイのは低め^^。腰掛けるなら、白い象さんがいいかな。
→ (。・_・。)2kさま
船舶免許をお持ちでしたね^^。専門用語がたくさん出てきそうな世界ですよね。私は名前が分からず、ネットであれこれ検索しました・・・^^;。
→lucesさま
飛んでますよね〜、錨のウサギさん♪ 海へドボンと潜っちゃうのかしら^^。
→テリーさま
船の世界もまた奥深く♪ 天気予報で見てたら、ロシアもこの夏は暑そうな感じでしたが、行かれた時は過ごしやすくなってたのかしら。日本も秋らしい気温になるのはもう少し先かな。
→miffyさま
子近所の埠頭にも白い象さんタイプの係船柱があったんですね^^。私は海は遠かったなぁ・・・。海の世界、私は漁師さんの網を作るのにも興味津々♪
by Inatimy (2015-09-11 18:38)