空へと続く [ヘルシンキ 2018 夏]
この青の奥に、見えない星があるんだろうな。
7月初旬、夏休みに行ったフィンランドの街、Helsinki ヘルシンキでの話、5日目の始まり。
出かける時も、宿に戻る時も、いつも近くを通っていたのが、この煉瓦の建物。
積み方で曲線を作ったり、煉瓦をまるみをつけてカットしてあったり、見事。
積み方で曲線を作ったり、煉瓦をまるみをつけてカットしてあったり、見事。
Uspenskin Katedraali ウスペンスキー寺院。 1862〜1868年にかけて建てられた正教会の大聖堂。
生神女就寝(しょうしんじょしゅうしん)大聖堂ともいうみたい。
生神女マリヤ(カトリックでいう聖母マリア)の永眠を記念するものだそう。
生神女マリヤ(カトリックでいう聖母マリア)の永眠を記念するものだそう。
ひさしのある正面扉の上に、なるほどと思うものがあった。 それが・・・
・・・丸い縁に囲まれた小さな絵。 横たわっているのが生神女マリヤ。 ※ 写真はトリミング。
中央に立っているのが、ハリストス(キリスト)で、腕に抱いている幼女はマリヤの霊らしい。
周りに集まっているのは十二使徒かな。
周りに集まっているのは十二使徒かな。
観光客向けの寺院への入り口は、塔との間にある小さな扉だった。 ベージュ色の長方形の扉。
と、ここまでの外観3枚の写真は、ヘルシンキに到着した初日に撮ったもの。
夕方、すでに公開時間が終了し扉が閉まっていたので、その時は周りをくるっと見て終わったのだ。
夕方、すでに公開時間が終了し扉が閉まっていたので、その時は周りをくるっと見て終わったのだ。
ちなみに教会の多くは、西に正面入り口がある。 なので建物正面は夕方に撮る方が順光で撮りやすい。
5日目の朝は雲が多く、光も弱く。 でも、ちょうど開館時間で、扉は開いてた。
扉のある、聖像の描かれた壁、これはイコノスタシス(聖障)というみたい。
信者が祈る場所はこちら側で、あの扉の向こう側で聖体礼儀が行われる。 仕切りみたいな役割とか。
信者が祈る場所はこちら側で、あの扉の向こう側で聖体礼儀が行われる。 仕切りみたいな役割とか。
正教会の大聖堂に入るのは、私はこの時が初めて。
金色が多いところ、なんとなく仏壇を思い出した。
金色が多いところ、なんとなく仏壇を思い出した。
立派なキャンドルスタンドがいくつも。 白い部分がキャンドルに見えるけれど、そうではなく、
その上に小さなアルミカップキャンドルを置くようになってるみたい。
その上に小さなアルミカップキャンドルを置くようになってるみたい。
聖人らしき絵画の中心には、ハリストス。 その下には、切れてるけど最後の晩餐のシーン。
人物はどれも整った顔立ち。
人物はどれも整った顔立ち。
中央のドームを見上げると、空色に星がキラキラ。
パッと見ではグレイっぽく見える壁でも・・・
・・・ズームすると、壁も細やかな装飾が丁寧に描かれ、色使いも美しく。
細かなところまでよく見てみると、
ロープが交差したり織られたりするケルティック・ノット(ケルト文様)らしきものも見られた。
ロープが交差したり織られたりするケルティック・ノット(ケルト文様)らしきものも見られた。
ここにもドラゴン退治の聖ゲオルギウス。
でも気になったのは、こちらのおじさま。 紫系のバラの描かれた布で飾られてて色合いが美しく。
ロシア帝国生まれのSaint seraphim of sarov サロフのセラフィム(1759-1833)という聖人だそう。
ロシア帝国生まれのSaint seraphim of sarov サロフのセラフィム(1759-1833)という聖人だそう。
ウスペンスキー寺院の前からは、青銅色のドームの建物が見えた。
あれは、ヘルシンキ大聖堂。
あれは、ヘルシンキ大聖堂。
クリームイエローの建物は、大統領宮殿。
淡いブルーの建物前にも衛兵さんがずっと立っていたから政府関連施設なのかもしれない。
淡いブルーの建物前にも衛兵さんがずっと立っていたから政府関連施設なのかもしれない。
旅の後、間もなくして、米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が会談したニュースで
大統領宮殿の映像が流れてびっくりした。 ヘルシンキで会談だったなんて。
大統領宮殿の映像が流れてびっくりした。 ヘルシンキで会談だったなんて。
厳重な警戒だったろうな。 会談時期と旅が重ならなくてよかった。
金曜の朝は、最低気温が0℃くらいだったよう。
じわじわと季節が進む^^。
じわじわと季節が進む^^。
ヨーロッパの大聖堂はどの国にも立派なのがありますね!
青空をバックに立派な感じにですね(^^)
by ma2ma2 (2018-11-16 19:17)
やっぱ、天井が高い!
地震とか、ないお国ですか?
by KOME (2018-11-16 23:02)
立派ですね。
絵画も好きなので、じっくり見てみたいです。
とっても大きな絵なんでしょうね。
by kyon (2018-11-17 01:36)
急に寒くなりましたね~
今朝は厚手のコートに替えました。
青空の教会のお写真、空に吸い込まれそうで素敵です。
by めぎ (2018-11-17 06:15)
教会内部は暗いでしょうが、明るいレンズとは云え
三脚も立てずに手ブレもしないできれいに撮れていますね。
by 斗夢 (2018-11-17 09:08)
こちらも寒くなりましたよ
昨日はカイロ入れての夜釣りでした
by (。・_・。)2k (2018-11-17 09:59)
何処を歩いても 絵になる風景ばかりで
毎回楽しみに拝見しております。
こちらも晩秋。。。。初冬。。。の気候となりました。
by ami (2018-11-17 10:39)
正教会は外観は地味だけど中は豪華ですよね。
イコンも色使いが艶やかだし。
真っ青な空にレンガ色が映えて美しいですね~
by miffy (2018-11-17 13:30)
空の青が濃いですね・・・
空気が澄んでる感じですっっ
by oko (2018-11-17 13:42)
フィンランドは正教なんですね。金色キラキラ ☆ ^^
サロフのセラフィムさん、紫って珍しいですね。
フィンランド、シベリウスで一度は行ってみたいです。
by moz (2018-11-17 16:11)
荘厳な建物ですね。青空も美しいです。
by JUNKO (2018-11-17 16:39)
茶色と水色が美しい外観の教会だなぁと思って観すすんでいったら
内部はすごい豪華なのでやすね。驚きでやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2018-11-17 19:55)
枠の中のヘルシンキ大聖堂が印象的です^^
by riverwalk (2018-11-17 20:11)
中央ドーム、空色が美しいな、、
素晴らしく細かい細工に覆われてるのね、青の金色、蝋燭の灯りつたら、どんなにか綺麗なのかしらね
by engrid (2018-11-18 08:59)
ウスペンスキー教会の名前は、ロシアにもありますね。
by テリー (2018-11-18 15:45)
最後から2枚目の発想素敵だな(^^)/
今度どっかで真似してみます
by snow (2018-11-18 23:21)
ウスペンスキー寺院、内部の装飾がすばらしいですね。キリスト教の力を感じます。
by coco030705 (2018-11-20 23:37)
ウスペンスキー寺院、赤レンガにブルーの屋根が美しいですねー^^
ドームに星がキラキラも、素敵だなぁ☆
by 初夏(はつか) (2018-11-21 06:27)
→皆さま「空へと続く」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。教会や大聖堂って街の一番高いところが多いから、その分、空に近い気がしますね^^。
→ma2ma2さま
大聖堂も宗派や年代、建築様式によって、様々ですよね^^。正教会の大聖堂の中は聖人のイコン、絵画や装飾が多かった印象。我が家ふたり、あまり天気には恵まれないことが多いので、晴れたうちにとっておいて良かったです。
→KOMEさま
大聖堂って天井が高くて上が開放的ですよね。あまりニュースでも聞いたことがないからヘルシンキも地震がないのかも^^。
→kyonさま
大聖堂の中、大きな絵もあれば、撮ってないけど小さいものも^^。聖人の姿を描いたものが多くて、これ一人一人のこと詳細にわかってたら面白いだろうなぁと思いました。カトリックとはまた違ってて。
→めぎさま
寒くなりましたよね〜、ドイツでは雪も降ってたようだし。この頃、換気するのも気合を入れないとあまりにも寒風で^^;。ヘルシンキでの天気、結局、到着した日が一番良かったかも・・・・。
→斗夢さま
そうなんです、晴れてたらもっと明るかったんですが見学したのが曇り空だったために薄暗く。でも薄暗い美術館の絵や教会の絵を綺麗に撮りたくて選んだのがSONYくんだったので、期待に応えてくれてます^^。
→ (。・_・。)2kさま
ここのところ昼間でも4〜5℃しかなくて、バスを待ってる間、凍えてました^^;。貴重なカイロ、使おうかな。夜釣り、風邪引かれませんよう暖かくしてお出かけくださいね。
→amiさま
コメントありがとうございます^^。寒くなってきましたよね。ご実家の方はもう雪便りかしら。
→miffyさま
あちこち旅されてるから、正教会の建物や内部は沢山ご覧になってますよね^^。以前、壁にこってりなイコンがあった写真を拝見した覚えがあります。ヘルシンキ滞在中で一番天気が良かったのが到着した日だったかも・・・。
→okoさま
空の青が夏って感じですよね〜。北欧だから涼しいと思ってたので、この日差しの強さには驚かされました・・・油断してたら日焼けしました・・・。
→mozさま
フィンランドは正教だけでなく、他の宗派もありますよ^^。この後に行ったヘルシンキ大聖堂はフィンランド福音ルター派でした。シベリウス、そうでしたね、フィンランドの作曲家。シベリウス絡みは、私は結局バスの中からシベリウス公園前を見たくらいかも^^;。
→JUNKOさま
立派な建物ですよね、一つずつ積まれたであろう煉瓦が素晴らしい模様を作り出してました。壁に十字架が凹凸で浮かび上がるようになってたり^^。
→ ぼんぼちぼちぼちさま
煉瓦の教会はオランダでも多いけれど、微妙違ってて新鮮でした^^。内部もあちこちに金銀で、ゴージャスな感じ。聖人のイコンがたくさんありました。宗派によって異なりますね^^。
→riverwalkさま
高台に建ってるので柵があり、そこの隙間から撮ってみました^^。これ、晴れてたらもっと綺麗だったのになぁ・・・・。我が家は曇りや雨が多くて^^;。
→engridさま
キャンドル風の灯りのシャンデリアがゴージャスで^^。真ん中はロープで入れないようになってるので、遠くからだけの見学でしたが、それでも絵画や装飾、一つ一つが煌びやか。行ってよかったです。
→テリーさま
フィンランドは地理的にも歴史的にもロシアの影響がかなり入ってるからなんでしょうね。別名の日本語での名前、生神女就寝大聖堂というのも最初なんて読むのか迷いました^^;。
→snowさま
穴があったら覗いてみたくなる・・・という人間の心理かしらね^^;。今度機会があったら是非。楽しみにしてます。
→coco030705さま
宗派によって様々ですよね、教会・大聖堂の内部も^^。構成も異なるし、装飾も違って。ここのはコンパクトな空間に金銀でゴージャス感ありました。
→初夏(はつか)さま
煉瓦に青銅色の屋根が映えますよね^^。内部のドームの空色に星も、すごく綺麗でした。あんなに高いところ、どうやって描いたのかしらねぇ・・・高所の怖い私には想像を絶する感じです・・・。
by Inatimy (2018-11-23 19:48)