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森の見える教会 [街並み]

あれから8ヶ月・・・

この先は何ヶ月、何年になるんだろうな。

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いつもよく行く森林公園Amsterdamse Bos アムステルダムの森のそば、
Bovenkerk ボーフェンケルクにある教会 Sint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルク

眩しいほどの青空の日に撮った姿は、2018年9月29日。 立ち入り禁止でフェンスが張られている。
その2週間前、9月15日の夕方に出火して、主塔を残して屋根が焼け落ちたのだった。


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その主塔に上れると聞いて、5月下旬の先日、行ってきた。 この日1日だけのイベント。
このの高さは、約65.7m

見学できるのは、4つのフロア。 写真でいうと、長いアーチ窓、その上の小さなアーチの小窓、
隙間が開いてるルーバー窓風になってるところ、時計の文字盤がある層。

その上に国旗が掲揚されてる展望台があるのだけれど、そこまでは行けないよう。
1888年に完成した教会で、火事が起きた2018年130周年だった。

オランダの建築家 Pierre Cuypers ピエール・カウパース(1827-1921)の設計。
アムステルダム国立ミュージアム、アムステルダム中央駅、デ・ハール城などを造った人。


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塔に上るのは人気で、50分ほど待ち時間あり、整理券をもらった。
その間に、封鎖された扉のガラス越しに教会堂の中を見る。 残った天井は一部だけ。

主塔の見学はガイドツアー形式になってて、1グループ10人ほど。
狭い螺旋階段を上っていった。


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最初のフロアの窓から見た教会堂ステンドグラス

この階の一室には、パイプオルガンの裏側の電動送風装置が見られた。
一定の圧力で空気をパイプに送り込むシステム。 薄暗くて撮れなかったけど。

さらにその上の階へ向かう。


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上がってきた螺旋階段。 ステップは木の板。


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やって来た階には、壁に大きな時計の文字盤

Hier staat de tijd Altijd stil. ここに常に静かに時間があり・・・
意味は、ここでじっと時が流れてる、みたいな感じ?

その文字盤の手前に、天上へと抜けるワイヤーがあって、それは・・・

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・・・その下の時計の仕掛けのある箱から出ていた。 今もちゃんと動いてる。


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片隅に置かれた古い時計の針。 45年前のだったかな。 案外大きい。


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時計の仕掛けがある階から見た教会堂の様子。

ここからは螺旋階段ではなく、急な角度のハシゴだった。
カメラを上着のポケットに片付けて、手すりをしっかり握って慎重に。


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次のフロアは、のある部屋。 外側から見た時に、ルーバー窓になってたところ。
窓が開いてたのはの音がよく聞こえるためだった。

大中小の3つのがあった。
大きいのは1,200kg、中くらいのは800kg、小さいのが416kg・・・だったかな。


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のある部屋から上へは、こんな螺旋階段


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階段を上りつつ、途中で一枚。

大中のは、第2次世界大戦の頃、ドイツ軍の要求で取り外され、
銃器産業のために溶かされそうになったけれど、幸い、戦後に戻ってきたらしい。


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4つ目の階は、時計文字盤の裏側に当たるところ。


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そこの天井は、こんな感じで、先細り。 組まれた梁が複雑に支えあっている。

右端にちらっと見えてるのが上への木のハシゴ
確かに、これでは見学はもう無理だな・・・怖すぎる。

中央のメインの柱から視線を落としていくと・・・

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・・・メインの柱の周りに支柱の端っこが集まって、そこから下は無い。 

横に添えつけられたが穴の開いた床に刺さってるだけ。
そのも、単に床を突き抜けてるだけだった。
(先の螺旋階段を見上げた写真、左上で、天井のクロスした梁の左に出てるもの。)

話によると、どうも強風対策。 
オランダが強い日が多いゆえ、フレキシブルにの力を逃してるよう。

写真、背後に見えてるのは・・・

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・・・こんな小屋だった。

第二次世界大戦の占領中、この教会のドイツ軍兵士によって監視塔として使われてたそう。
教会の西の方にはスキポール空港もあるしね。


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そこのフロアからは、窓ガラス越しに外の風景が見渡せた。 南の方向。


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北東方向。 焼け落ちた教会堂の屋根。

その向こうには、De Poel デ・プール(直訳:みずたまり)という
対岸にある遊歩道はたまに歩く。


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西側に見えるのは、アムステルダムの森。 あの森の向こうにスキポール空港がある。

この日も教会の近辺のの遊歩道をチラッと歩いた。
その時の様子はまた今度。


2018年9月15日に火災にみまわれた教会シント=ウルバヌスケルク
完全に修復された姿を見られるのはいつになるんだろうな。


☆ ☆ ☆


今回紹介するのはオランダの街並みがチラッと見られるPVがキレイなポップ・ミュージック。
歌ってるのは、26歳のオランダ人、ダニエル・キスト

Daniel Kist - Waarom Zouden We Ons Zorgen Maken (Officiële video)
検索すると聴けるはず。 オランダ語の響きも。



日曜日、オランダは30℃まで上がる予想。
暑いの、ヤダなぁ^^;。

タグ:教会
nice!(59)  コメント(18) 
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コメント 18

Boss365

こんにちは。
教会シント=ウルバヌスケルク!!ピエール・カウパースの設計。
記憶では?ネオゴシック様式のアムステルダム中央駅は素晴らしかったです。
面白そうな見学!!螺旋階段は急勾配ですね。
「メインの柱」気になりますが、風の力を逃がす機能は成る程です。
ダニエル・キスト視聴しました。街並みチラ見しました・・・
爽やかなメロディーですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-05-31 17:44) 

ma2ma2

良い感じの教会ですね!
日本は教会の中撮影禁止ですが、海外だと撮影出来ちゃいますね(^^)
by ma2ma2 (2019-05-31 18:46) 

riverwalk

上から見る森の景色がいいな。
爽やかでいい曲ですね。
海の景色がたまらなくいいです^^
by riverwalk (2019-05-31 19:58) 

coco030705

こんばんは。
先日、北海道が39℃になり、街の温度計が壊れていましたよ。
日本も異常気候です。オランダも30℃まであがるんですか!
大変ですね。お身体お気をつけくださいませ。
「教会の塔はドイツ軍兵士によって監視塔として使われてた」のですね。オランダもヒトラーに苦しめられたんですね。

by coco030705 (2019-05-31 20:44) 

JUNKO

歴史を感じさせる素敵な教会ですね。行ってみたい気がします。
by JUNKO (2019-05-31 21:07) 

めぎ

その後この教会はどうなったかなと思ってました。
再建しつつあるのですね。
欧州は今も戦争のあれこれをキチンと伝えていますよね。大事なことだなと思います。
by めぎ (2019-05-31 23:24) 

斗夢

ヘンルーダへのコメント、ありがとうございました
ヘンルーダをネットで見ていましたら、日本語のヘンルーダは
オランダ語に由来すると書いてありました。
そして、wijnruit も出ていました、これはオランダ語ですか。
by 斗夢 (2019-06-01 06:43) 

oko

45年前の時計の針、沢山の物を見て来たのでしょうね・・
by oko (2019-06-01 09:01) 

(。・_・。)2k

貴重な写真ですね
前に Jackの塔に登ったことありますが
カッコ良かったですよ

by (。・_・。)2k (2019-06-01 11:37) 

いろは

こんにちは^^
オダンダ、ベルギーは行きたかったのですが
果たせませんでした(^^;
教会の内部をこうして拝見できるのは嬉しいです。
教会の鐘の音が聴こえてきそうです。
by いろは (2019-06-01 14:49) 

ぼんぼちぼちぼち

螺旋階段、実用的で美しいでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-06-01 19:05) 

KOME

この螺旋は、私も撮ってみたいです。
by KOME (2019-06-01 20:51) 

miffy

教会の塔の見学、楽しそう♪
上から見た景色も素晴らしいですね~
焼け落ちた教会の屋根、修復の仕方で再建の時間も変わってくるでしょうね。
by miffy (2019-06-01 21:00) 

ふにゃいの

修復中ということで、工事中な感じの雑然とした部分もリアルですが
裏側にも文字盤があったり、面白い!
歴史も感じるし、貴重な見学になりましたね。
by ふにゃいの (2019-06-02 14:06) 

初夏(はつか)

教会堂のステンドグラス、色合いが可愛いですね~。
壁にある大きな文字盤、重厚感があってかっこいいです。
紹介されたダニエル・キストの音楽、声、心地いですね。
オランダの街並み、いつか実際に見てみたいなぁ♡
by 初夏(はつか) (2019-06-03 07:07) 

marimo

リニューアルのタイトル画像が素敵ですね。
こんな風景日本だと北海道に行かなくちゃ見れないかな?
広大な森も湖も教会からの眺めがいいですね。
木造の内部も大きな文字盤も外観からは想像もつかなくて意外でした。
昨年の秋に火災に見舞われたのですね。
早く復旧するといいですね。
by marimo (2019-06-03 17:09) 

kuwachan

修復中の教会の見学は貴重な体験でしたね。
おかげで私も珍しいものを見せて頂ことができました。

by kuwachan (2019-06-04 17:37) 

Inatimy

→皆さま「森の見える教会」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。9月にこの教会が火事になり、その半年後くらいに今度はパリのノートルダム大聖堂が火事に・・・。修復には何年もかかるのだろうけれど、どちらもうまく再建されていくといいな。

→Boss365さま
オランダの建築、煉瓦造りのが多くて、そこもまた魅力の一つ^^。煉瓦の積み方や色の違いで表現してるのは、こういう方法もあるのかと驚くばかりです。国によって、建築の工夫も見られて興味深いですよね。ダニエル・キストの曲のPV、ちらっと見えてた塔は、ユトレヒトのドム塔♪

→ma2ma2さま
海外でも撮影禁止の場合もあるので、入り口付近にある表示なんかをチェックしてます^^。

→riverwalkさま
森、この教会の西側にも北のほうにもずっと広がってるんですよ、湿地なんかも所々あったり^^。曲、若者らしい爽やかさでしょ♪ いろいろオランダの曲も聴いてます。

→coco030705さま
オランダ、時々、びっくりするような気温に跳ね上がります・・・翌日は10℃ほど下がったりと激しく^^;。ヒトラーの時代のドイツの勢いは、恐ろしいですよね。穏やかで平和な時代が続くことを願うばかりです。

→JUNKOさま
ガイドブックに載るような観光ポイントではないんですが、魅力的な教会がオランダの各地にあります^^。

→めぎさま
長い改修工事が終わって間も無くの火事でしたから、再建準備も進めつつ、そのための費用を工面してるようです。戦争っていう事実は一つだけれど、それをどんな風に捉えてるか、国によって様々ですよね。

→斗夢さま
ヘンルーダ ・・・オランダ語に由来するんですか^^? 調べたけどそれらしいこと、出てこなかったなぁ・・・オランダ語ではWijnruit ワインラウトなんですけどね。ワインはあの葡萄酒のワイン、ラウトは(四角い)窓ガラスとか菱形っていう意味のよう。

→okoさま
45年間、時計の針がこの片隅で休んでるのも不思議な時間の流れです^^。

→ (。・_・。)2kさま
Jackの塔、煉瓦造りでかっこいいですよね^^。横浜市開港記念会館の建物自体もオシャレだし、南側の丸屋根のあるコーナー部分も愛らしい♪

→いろはさま
引っ越しであちこち転々としてる中で、歴史の教科書で出島とかリーフデ号とかで出てきたオランダに住んでるのが不思議な感じです^^;。火事になった教会、こうして塔に上ったり内部を拝見できる機会があってよかったです。いつも森に来た時に横を通るだけだったんですが、ますます身近な教会に感じるようになりました^^。

→ ぼんぼちぼちぼちさま
かなり狭いので、上る人、下りる人、重なることなくスムーズに行き来するのは難しそうです^^;。誰かまだ降りてくるか、確認してましたもの。

→KOMEさま
螺旋階段は魅力的ですよね、ぐるぐると渦巻いてるの、見えるのが面白く^^。

→miffyさま
屋根の修復、被害があったのは木造屋根部分だけだと思ってたら、煉瓦部分まで崩れていたのがショックでした。これは長くかかりそうです。塔の上から見た風景、眺めよかったです、いつも歩いてるところ、こんな風に見えてたんだ、って^^。

→ふにゃいのさま
裏側にある文字盤、文字の配列も逆なんですよね^^。塔の角界がどうなってるのか構造も知ることができたし、いい体験でした。

→初夏(はつか)さま
ステンドグラス、他にもあったみたいなんですけどね・・・いつか、修復されて、元の姿になってくれるといいいなぁ。時計の文字盤、時計の針、下から見てるとそうでもなかったのに、実際はすごく大きくてびっくりでした^^;。オランダの街並み、いつか是非♪

→marimoさま
ブログのヘッダー、2ヶ月ごとに変えてます^^。街から少し離れると、こんな感じのポルダー(干拓地)が広がってて、山も見えず、牛、馬、羊が放牧されてたり。オランダはどこまでも平坦。北海道の方がなだらかな丘もあるし、地形的には絵になるかも^^。教会、長く続いてた改修工事が終わって間もないうちに火事に見舞われたんですよ・・・。

→kuwachanさま
ネットのニュースで見たときは教会堂の中央に焼けた案外が山積みになってたんですが、それは片付けられてて、あちこちにシートがかかってたり、再建へ少しずつ向かってるんだなと感じました^^。
by Inatimy (2019-06-05 17:19) 

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