ランチと小部屋 [ミュージアム]
ガラス屋根の中庭は、明るくて、開放感あり。
ここは、Kunstmuseum Den Haag デン・ハーグ市美術館。
奥に見えるのはオランダの芸術家で発明家のTheo Jansen テオ・ヤンセン(1948- )の作品で
Strandbeesten ストラントベーステンのシリーズの一つ。 直訳は、ビーチ野獣、ビーチ動物。
Strandbeesten ストラントベーステンのシリーズの一つ。 直訳は、ビーチ野獣、ビーチ動物。
6月下旬、再び列車に乗ってDen Haag デン・ハーグに来ていた。
デン・ハーグはオランダ第3の都市で、アムステルダムの南西、約50kmのところにある。
デン・ハーグはオランダ第3の都市で、アムステルダムの南西、約50kmのところにある。
最低10℃、最高22℃くらいの日。
ミュージアムに入館したのが、ちょうどお昼頃だったので、カフェでカプチーノ。
私のは無難に林檎のタルト。 Kamoさんはチョコレートケーキ。
ほうれん草&チーズのパイ生地ロールをふたりで分けっこした。
ほうれん草&チーズのパイ生地ロールをふたりで分けっこした。
ランチの後、階段を上がる。 壁の2色塗り分けも作品。
ドイツの画家、グラフィックデザイナーのGünther Förg(1952-2013)によるもの。
ネットでの日本語表記はギュンター・フォルグとなっていた。
ネットでの日本語表記はギュンター・フォルグとなっていた。
Untitled(First version),1988
(Second Version), 2000
(Second Version), 2000
廊下に落ちる光、窓辺の斜めの影。
平日だったからか館内は空いていた。
右手には、作り付けのベンチがあったり、小部屋もあり、作品が展示されてる。
右手には、作り付けのベンチがあったり、小部屋もあり、作品が展示されてる。
ちょこっと先の左側にある窓からは・・・
・・・さっきランチしてた中庭が見えていた。
その窓の前あたりにあった展示室は・・・
・・・Dijsselhofkamer ダイセルホフカマー。 意味は、ダイセルホフ部屋。
デザインは、オランダの装飾芸術家の
Gerrit Willem Dijsselhof ヘリット・ウィレム・ダイセルホフ(1866-1924)によるもの。
Gerrit Willem Dijsselhof ヘリット・ウィレム・ダイセルホフ(1866-1924)によるもの。
扉の装飾が面白い。
アムステルダムの皮膚科医 Willem van Hoorn ウィレム・ファン・ホールンのために
1895年に作られたリビングだったそう。
1895年に作られたリビングだったそう。
1901年にその皮膚科医が亡くなり、同僚の皮膚科医が購入して移設。
1930年の彼の死後、ミュージアムに寄贈されたらしい。
1930年の彼の死後、ミュージアムに寄贈されたらしい。
部屋の壁にはバティック(インドネシアのろうけつ染めの布)が張られ、
フラミンゴ、クジャク、ペリカン、鹿、魚などの生き物が。
フラミンゴ、クジャク、ペリカン、鹿、魚などの生き物が。
背中のウロコや顔のあたり、魚に刺繍してある。
この刺繍を担当したのが、テキスタイル・アーティストで画家の
Willy Keuchenius ウィリー・ケウへーニウス。 これが縁で、のちにダイセルホフと結婚したらしい。
Willy Keuchenius ウィリー・ケウへーニウス。 これが縁で、のちにダイセルホフと結婚したらしい。
魚・・・美味しそうだな。
イワシ、キス、サンマ、サヨリなんかが頭をよぎった。
イワシ、キス、サンマ、サヨリなんかが頭をよぎった。
ミュージアムに足を運んだのは、2年半ぶり。
2019年12月にストックホルムの美術館 Thielska Galleriet ティールスカ・ギャレリーに行って以来。
2019年12月にストックホルムの美術館 Thielska Galleriet ティールスカ・ギャレリーに行って以来。
新型コロナウィルスの流行で、規制があったり、ミュージアムが閉鎖されたりで、足が遠のいていた。
久々のミュージアムはとても刺激的。
久々のミュージアムはとても刺激的。
この日の話、あと4回ほど続く。
☆ ☆ ☆
スーパーへ買い物に行って、笑顔をもらった。
店内、そんなに通路が広くない上、商品補充中のプラスチックコンテナがあちこちに。
なのでカートを押しつつ、引っ掛けないように通るのも気をつけないといけない。
なのでカートを押しつつ、引っ掛けないように通るのも気をつけないといけない。
で、前から人が来た時には、いつもカートを端に寄せて止めて、
その人が先に通り過ぎるのを待つのだけれど、多くの人がニコッと返してくれる。
その人が先に通り過ぎるのを待つのだけれど、多くの人がニコッと返してくれる。
なんだかそれが嬉しくて。 ささやかな幸せ気分^^。
さて、今夜は何の料理にしようかな。
お魚の刺繍が素敵ですね。
色の柔らかさも素敵さをUPさせているように
感じます。
久しぶりの美術館は制約からの開放感が感じら
れましたかー?今まではこれが普通だったのですが
普通の有難さを感じますね(^^)
by あとりえSAKANA (2022-08-19 17:17)
美術館を見学する前に少しお腹を満足にさせたのですね。
コロナで久しぶりのミュージアムを楽しまれましたね。
by ma2ma2 (2022-08-19 18:10)
扉の蝶番をトンボに見立てる、、、凡人には出来ない発想ですね。面白いです!^^
by tomi_tomi (2022-08-19 18:20)
微笑み、何よりの挨拶ですもの
by engrid (2022-08-19 19:06)
久しぶりのミュージアム 心の洗濯になりましたね。
やっぱり 芸術から 遠ざかると 寂しいよね。
笑顔は 心の安らぎだと思うの。
by ゆうみ (2022-08-19 19:59)
廊下の斜めの影いいなぁ、素敵な空間。
扉の模様も素敵、ユーモア―がありますね。
スーパーでのにっこりは嬉しいですね。
最近そんな場面なかなかないです(;;)
by みち (2022-08-19 21:25)
美しい美術館ですね~♪光がさしてとても気持ち良さそう。
こういう素敵な空間を見ると、満たされます。
自然に笑顔で挨拶しあえるって大切なことですね^^
by おと (2022-08-19 22:17)
まだ真夏日が続いていますが、朝晩の風が
涼しく感じられるようになりました。
もうすぐ寒い寒いと云うようになります^^。
by 斗夢 (2022-08-20 05:35)
ミュージアムのカフェスペース、
明るい陽光の入る開放的な空間で素敵(*'▽')
カプチーノとタルトが美味しそうだなぁ♪
木扉を使った装飾芸術は
蝶番のトンボが可愛くておもしろいですね(*´艸`*)
by あおたけ (2022-08-20 08:54)
私もしばらく美術館や博物館に入ってないです。
新型コロナに関係なく、元々そんなに行く方ではなかったのですが、たまには行って教養になるものを見たくなります。
by YAP (2022-08-20 09:00)
ガラス屋根から光が差し込む明るいCafé、いいですね~。
日本の夏、猛暑には使えないなぁ。暑いからテラス席だけ空いてます。
壁の塗り分けの作品、20世紀には、色の塗り分けだけの作品が多く登場しましたね。ギュンター・フォルグの2色塗分けをアムスの近代美術館で見た時は、「国旗のような、、これで作品」と感心しました。反感を持たなかったのは、色が綺麗だったから。縦長のチャコールグレー地に縦にグリーンの線が2本。その後、アルバースとかロスコを知るに至って、これが今の流行りと理解しました。
壁に魚、悪くないかも。タイで買ったものを中心に「東南アジアコーナー」を作ってるので、そこにこういう魚のモチーフ、いいなぁ、どう応用しようかなって考え中。参考になります。
by TaekoLovesParis (2022-08-20 10:00)
芸術の秋がやってきます。美術館に沢山行きたいですね。
by JUNKO (2022-08-20 16:27)
カートの話 心に余裕のある人が多いんですねぇ
こちらは 何故か人がいようが凄い勢いで向かってくる
おばちゃんだらけで マジで怖いです
いったい日本はどうなってるんだと思えるほどです
by (。・_・。)2k (2022-08-20 16:36)
蝶番も上手く利用していますね。
by ヤッペママ (2022-08-20 16:42)
林檎のタルトおいしそうです
ほうれん草&チーズのパイ生地ロールも気になる^^
by mitu (2022-08-20 18:39)
6月下旬でそんなに涼しいんですか。
中庭の造りと家具、素敵ですね。
林檎のタルト、チョコレートケーキ、ほうれん草とチーズのパイ生地ロール…美味しそう!
バティック、いい感じですね。アジアの布の展覧会など以前は行きました。魚だとつい美味しそうと思ってしまいます^m^
カートを押していて避けた時にニコッと、いいですね。
以前はちょっとした交流が行きかう人ともよくあったのですが、日本では最近もマスクしている人が多いので、口元は見えません。何となく接近を避けている雰囲気もあるし。
たまに話せると笑顔になっちゃいます^^
by sana (2022-08-20 21:57)
お魚さんがちょっと泣いているみたいに見えて可愛いですね。
美術館にしろ、レストランやカフェにしろ、飛行機や電車にしろ、近くに人がいないか、咳している人がいないか、おしゃべりしている人が後ろにいないか等々といつも気にするようになりました。
仕方がないけど、これはしばらく、もしかするとずっとそうかも…
by めぎ (2022-08-21 02:11)
美術館の空間が贅沢に用意されているのは素晴らしい。
増築ばかりで計画性のない日本は、落ち着きません。
よだれ垂らして眠るほど快適な公共空間が欲しいものです。
by tommy88 (2022-08-21 05:57)
素朴な味わいがしそうなリンゴタルトですね。
今はカフェも無くなってしまいましたが森村桂さんのタルトを思い出しました。
笑顔を頂けたのはinatimyさんも良い笑顔をされていたからでは?
殺伐とした世の中にさりげない温もりが嬉しいですね。
by imarin (2022-08-21 07:41)
落ち着きますねぇ(^^)
by そら (2022-08-21 08:27)
落ち着いた素敵なスッキリとした内装、憧れます。
スーパーの狭い通路で道を譲ると、日本人は顔は見ないけど軽く会釈する人多いですね~。私もそうかも。
お久しぶりでした!ブログの写真のアップロードが出来なくて、プンスカ#とヤサグれてました。笑
結局原因は解らないのですが、日を置いたら出来るようになってたので、単なる不具合だったんでしょうかねぇ。
そんなわけで、やっと更新しましたので今後ともよろしくお願い致しますm(__)m
by momo (2022-08-21 12:42)
静かで落ち着いた雰囲気が
伝わってきます
by kenji-s (2022-08-21 15:33)
ガラス屋根のカフェ、明るくて素敵ですね~
kamoさんがチョコレートケーキなんですね。
こちらの美術館は予約制になっていて人数制限してますが、意外とたくさんの人が同じ部屋にいます。
扉の装飾、面白いですね。
好みです^^
by miffy (2022-08-21 16:13)
ガラス屋根の中庭のカフェがいい雰囲気ですね。
林檎のタルトとっても美味しそうです。
これは見ただけで食べたくなるに違いないです(笑)
美術館や博物館というと閉鎖的なところが多いですが
廊下の窓から光が差し込んで明るい感じがいいですね。
さりげない笑顔は嬉しいです。
by kuwachan (2022-08-23 16:24)
→皆さま「ランチと小部屋」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。コロナ禍で外食はかなりごぶさてしてて、この日の林檎のタルトは、バラ園に行った日に2年半ぶりにランチして以来の2回目。家以外で食べられるありがたさ、しみじみ^^。
→あとりえSAKANAさま
観たかった展覧会もコロナによるロックダウンでミュージアム閉鎖になって観られなかったりしてたので、ありがたく感じられました。一応、それでも時間枠での人数制限があるので、事前に予約してチケット購入なんですけどね^^。
→ma2ma2さま
美術館、ここかなりの広さで道に地では見切れないほどなんですよ。なので先にお昼を食べました^^。
→tomi_tomiさま
扉の蝶番でさえデザインの元になるというのがすごい発想ですよね^^。扉全体にも装飾が施されていて見事でした。
→engridさま
言葉がなくても笑顔だけでありがたいですよね^^。
→ゆうみさま
久々のミュージアムはとっても刺激的でのんびりと満喫でした^^。私自身も笑顔を忘れないようにしたいなと思います。
→みちさま
ミュージアムにしては光がいっぱいの建物で、明るく。全部見て回れないほどの展示の多さでした^^。笑顔は忘れたくないですよね。他にも昔よりは減ったとはいえ、目が合うとサッとそらすのではなく笑顔をかえすというのが欧州の方法のようです。
→おとさま
この美術館の建物自体も、おしゃれなデザイン。古いんですけどね。言葉が違ってても、笑顔を返すだけで、心が通じたと感じられて嬉しいですね^^。
→斗夢さま
暑いのより寒いのが好きなので、夏は20℃で十分って思います^^;。夏でも朝は12℃の日もあるので、そんな時はすごく快適。
→あおたけさま
元々は屋根のない中庭の空間だったんでしょうね。それを透明の屋根をつけてリフォーム、いいアイデアですよね。雨の日でも快適。木の扉の装飾は、とっても見応えありでした。蝶番、うまい具合に馴染んでますよね^^。
→YAPさま
以前はオランダ国内のミュージアムどこでもたいてい入れる年間パスポート的なミュージアムカードを持ってたほどあちこち行ってたんですが、コロナで行けなくなってから更新してなくて、この日もネットで事前予約のチケット購入。様子を見て、またたくさん行けそうなら、ミュージアムカード、作ろうかと^^。
→TaekoLovesParisさま
こちらはテラス席が空いてるのって曇天か雨の日くらい。夏の暑い日でも、冬の極寒の寒さでも太陽の光さえあればカフェは満席です^^;。色を塗っただけや、それプラスαの作品、20世紀には多いですよね。フォンタナ、イヴ・クラインも。ダイセルホフのデザインした部屋、鳥もあるのに、なぜか魚だけ撮ってしまうんですよ^^;。食べ物として浮かぶからかな・・・。
→JUNKOさま
秋は私は食欲の秋です^^。たくさん食べたいです♪
→(。・_・。)2kさま
カートを脇に寄せて道を譲ると笑顔を返してくれるのですが、狭い歩道を歩いていても、ふたり並んだままでやってくる人は多いんですよ・・・いつも私とKamoさんがその度に一列になって道をあけてます・・・^^;。
→ヤッペママさま
蝶番がうまい具合に馴染んでますよね^^。
→mituさま
オランダで一番ハズレがないのが林檎のタルト^^。ほうれん草&チーズのパイ生地ロールも、シンプルな味で美味です。フレッシュチーズを巻いて揚げてあって。
→sanaさま
オランダは8月でも平年だと最高23℃、最低14℃くらいなんですよ^^。年々、暑くなってますが・・・。魚を見ると、やっぱり食べる方に考えが行きますよね。水族館に行ってもそうで・・・。オランダ、コロナ禍の基本ルールと合わせて、人に優しく、というのがあって、なるほどなと思いました^^。義務・必須が外れるともうマスクをしない人がほとんどなので、マスクをしてる人の意思を尊重しよう、とか、政府のサイトにもあって。
→めぎさま
コロナ禍以前でも私は自分の周りの人の動きには常に気を払ってました。なんせ、スリや鞄を盗むのが多いので^^;。ショッピングモールに行っても、人が多いところは避けちゃいますね。空いてる売り場から先に見たりとか。
→tommy88さま
以前は中庭だったところに屋根がついたようです^^。雨でも快適に過ごせるようになったのはいいですね。よだれ垂らして眠るほど快適な公共空間・・・日本って、電車の中がそんな感じですよね、眠ってる人、本当に多いもの^^。
→imarinさま
今までの経験上、オランダで一番ハズレがないのが林檎タルトなのでした^^;。下手にクリーム物に手を出したら、美味しくないバタークリームだったことがあって・・・。ケーキやタルト類は日本、最高です♪ コロナ禍だから余計に笑顔で譲れる気持ち、ずっと持っていたいですよね^^。
→そらさま
ほんと、落ち着くいいところです^^。
→momoさま
ここの建物もとてもスタイリッシュでおしゃれなんですよ。アール・デコのあの辺の感じ。顔は見ないけど軽く会釈・・・そうなんですね。目をあわせるのって、ダイレクトすぎるのかしらね。ブログ、うまく更新できたみたいでよかったですね^^。
→kenji-sさま
静かで落ち着いた雰囲気・・・美術館っていいですよね、普段とは違った感じ^^。
→miffyさま
Kamoさんがチョコレートケーキです。私よりも甘いものが好き。この美術館も事前予約が必要です。時間枠で人数が決まってて。それでも平日だから、かなり空いてました^^。しかも広いんですよ、この美術館。1日で全部は見られないくらい。だから余計に人がまばらなのかも・・・。
→kuwachanさま
どこのカフェに行っても、たいていハズレがないのが私の経験上、林檎のタルトなのでした^^;。ケーキ類の質がだいぶ上がってきたとはいえ、日本のスイーツの足元にもまだまだ遠く・・・。天井からの自然光も取り入れた展示室もあったので、いいところです。
by Inatimy (2022-08-23 19:50)