角を曲がって・・・ [ホールン 2022年 夏]
切妻屋根の家。 正面から見ると階段状。
壁の煉瓦の積み重ね、窓の上に入った装飾・・・たまらないなぁ。

緑と白の縞々の庇がついた建物は、ワイン屋さん。 写真の左側の方の広場からここまで歩いてきた。
今、背を向けている方へと、道を曲がる。
今、背を向けている方へと、道を曲がる。
7月中旬、28℃くらいまで上がった午後、列車に乗ってHoorn ホールンに向かった日の続き、4話目。
ホールンはアムステルダムの北、約35kmあたりにある街。 ここで我が家は3泊4日の夏休み。
ホールンはアムステルダムの北、約35kmあたりにある街。 ここで我が家は3泊4日の夏休み。
※ 前回の、黒猫に会って、広場から計量所の横を東に向かって歩いた3話目の話は、こちら。

少し歩いて出てきたところの家並みも綺麗で撮ってしまう。
右側にチラッと入ってる白い屋根みたいなものは、跳ね橋の一部。
右側にチラッと入ってる白い屋根みたいなものは、跳ね橋の一部。
左端の家、その横の小路をのぞくと・・・

・・・ここもまた切妻屋根の家。 何でもない、こんな家並みも好き。 自転車が停めてあったりね。
さっきの道をさらに進んで、突き当たったところから見える風景が・・・

・・・こんな感じの港。 船がいくつか停泊中。 背の高い帆柱も見えて。 生憎の曇り空で薄暗いけど。
中央に見えてる塔は、De Hoofdtoren デ・ホーフトトーレン。
ホーフト塔。 意味は、主塔。
ホーフト塔。 意味は、主塔。
目の前のこの港はBinnenhaven ビンネンハーフェンと呼ばれてるみたい。 意味は、内側の港。
というのも、写真の左部分をズームすると・・・
というのも、写真の左部分をズームすると・・・

・・・船が出入りする水門があるから。
あの向こう側の方がBuitenhaven バウテンハーフェン。 外側の港。
桟橋に並ぶ街灯、いいな。
桟橋に並ぶ街灯、いいな。
とりあえず、今いる岸壁のそばの跳ね橋を渡って・・・

・・・ホーフト塔の方へ向かう。 歩道は石畳だけど、その端っこと、車道は煉瓦畳。
ホーフト塔は、元々は防御施設で、砦とか要塞みたいなもの。
1532年にできて、1614年にはもう防御施設ではなく、捕鯨カルテルの事務所として使われたらしい。
1532年にできて、1614年にはもう防御施設ではなく、捕鯨カルテルの事務所として使われたらしい。
オランダもかつては捕鯨をしていた国。
※ ミュージアムで観たオランダの捕鯨の展示の話は、こちら。
※ ミュージアムで観たオランダの捕鯨の展示の話は、こちら。

あぁ、ここの家並みもいいなぁ。 この通りの名前は、Veermanskade フェーァマンスカーデ。
直訳は、渡し船業者埠頭。
直訳は、渡し船業者埠頭。

ギザギザ、カクカク、縦横、格子・・・。
切妻屋根に階段型破風。 オランダの家って感じ。
切妻屋根に階段型破風。 オランダの家って感じ。
「あ、犬、犬」というKamoさんの声に、左の方を見てみると・・・

・・・半分、下だけ閉まった扉に寄りかかるようにして、犬が外の通りを見ていた。
可愛いなぁ。 ぬいぐるみみたい。 ここの家はオフィスとして使われてるようだった。
上半分開けられる、こんなタイプのドアを、オランダではBoerendeur ブーレンデゥールと言う。
Boeren ブーレンは農場経営者、農夫の複数形。 農家でよく使われていたドアだそうな。
Boeren ブーレンは農場経営者、農夫の複数形。 農家でよく使われていたドアだそうな。
パリで住んでいた集合住宅、キッチンの横にあったベランダに出るガラス窓のドアがこのタイプだった。
上だけ開けたままにできるので、それに合わせた木枠を作ってネットを張り、自作の網戸として使っていた。
上だけ開けたままにできるので、それに合わせた木枠を作ってネットを張り、自作の網戸として使っていた。
引っ越す時にその網戸は置いてきたけど、後に住んだ人、使ってたかな。
今オランダで住んでいる集合住宅にも網戸はない・・・。
またすぐに引っ越しになるからいいか・・・と作らなかったら、
そういう時に限って引っ越しがないんだな^^;。
そういう時に限って引っ越しがないんだな^^;。
今の時期、わずかな隙間からテントウムシが入ってきて、
勝手に室内で越冬しようとするから困る・・・。
勝手に室内で越冬しようとするから困る・・・。
切妻屋根、それぞれに個性があるけれど街に統一感があるのは
高さや形が大体揃ってて家の素材にレンガ使いが多いからかしら^^
渡し船業者埠頭(この名称気に入りました^^)のギザギザ、カクカク
まるでレゴで作ったみたいです^^
扉に寄りかかるようにして通りを眺めるワンコがかわいい(≧∇≦)
待ち人かしら?
「まだかなー」ってつぶやきが聞こえてきそうですね^^
パリに残してきた自作の網戸、今住んでいる人が重宝してくれてると良いなぁ^m^
by ちぃ (2022-10-28 16:35)
わが家のオクサマはゴキブリ以外は追い出しません。
何日も滞在する虫さんがいます。
お友達だそうです。
by 斗夢 (2022-10-28 18:10)
可愛いワンちゃんがいたのですね。
ぬいぐるみみたいなワンちゃんですね。
by ma2ma2 (2022-10-28 18:21)
こんにちは。
切妻屋根の家、正面から見ると個性あり意匠・デザイン・・・
何となく、競い合っている印象です。
「右側にチラッと」跳ね橋の一部を確認しました。
「車道は煉瓦畳」アムステルダムでも運河沿いに多かった記憶あり。
切妻屋根に階段型破風、手前の建物は曲線あり・・・
時期によって様式・流行もありそうですね?
ところで、扉に寄りかかるワンズ、迫力・存在感あり、可愛いですね。
看板犬?良い受付犬になっています。
「自作の網戸」実用的で役立っていると思いますが・・・
修理出来るか?気になるところです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2022-10-28 18:28)
気色全体に色調の統一感があり落ち着いた雰囲気ですね。レンガの茶と白って会いますね。クラッシクとモダンな感じが溶け合ってとても素敵です。
by JUNKO (2022-10-28 20:07)
カワイイ町並みですね。
灯りの下に花が飾られているのとか、大好きです。
また港町で舟が見えたり、そういうのがたまらないです。
by ふにゃいの (2022-10-28 22:39)
道がアスファルトじゃないだけでも気分が上がるなぁ
石畳とか煉瓦畳なんて最高
もうそれだけでもお洒落感UP
ギザギザ、カクカクは何かレゴの世界みたいだ(^^♪
by snow (2022-10-29 01:20)
ギザギザ?カクカクした屋根がとても印象的ですね。
これがオランダのスタンダードな屋根なのですか?
渡し船業者埠頭というネーミングもわかりやすい(笑)
街灯に下がっているお花は神戸の街でもよく見かけます。
by marimo (2022-10-29 08:00)
てんとう虫が家に入るって
困りそうだけど ちょっと可愛くて良いかも
by (。・_・。)2k (2022-10-29 08:20)
ギザギザカクカクの・・・レゴを組み立てたかのような建物にみえ…
by ヤッペママ (2022-10-29 20:32)
こういうカクカク屋根は、オランダ特有ですか?
たしかに他の国(そんなに多くは知らないですが)ではあまり見ないかも。
by YAP (2022-10-29 21:14)
先日の欧州トイレ・浴室の仕切り問題(笑)から実は色々と気になってるんだけど、オランダではこうした煉瓦や石造りの歴史有る古い建物(それも4階建て)では上下水道ってどうなってるのかなぁ?。日本でも3階建てより上の階まで圧力を使って不自由無く水を送れる様になったのはそんなに昔の事じゃないよね、ビルの屋上に貯水槽が普通に有ったもの。オランダの家屋の屋根は、これまた角度がとんがり気味に鋭くて、とてもじゃないけどタンクは置けないわなぁ(^^;。建物を通りから見たその裏側がどうなってるのか判らないけど、こんだけぴったり隙間無く隣接して建ってるから、壁伝いに配管を後付けするのも難しそうに思えちゃうし。
by yk2 (2022-10-30 01:33)
港のある風景、やっぱりいいですね~
網戸は昔取り付けたことがあったけど、破れて以来やめちゃいました。
私の部屋に網戸をしても、隣のリビングにしていないのであまり意味がないし。
入ってきた虫さんたちは、蚊と蛾を除き、うちのドイツ人が丁寧に紙とコップでとらえて外に追い出してます。
by めぎ (2022-10-30 06:57)
カクカク屋根、可愛らしい建物ですね^^
港のある街って何だか趣があって好きです♪
by おと (2022-10-30 14:41)
切妻屋根の家、煉瓦造りのかくかくの屋根が目を引きますね。
思わず写真を撮ってしまう気持ちよ~くわかります。
歩道のハンギング?の溢れんばかりのお花も素敵ですね。
by kuwachan (2022-10-30 20:46)
オランダの建物ってミニチュアの世界みたいで可愛いですよね~
何枚も写真を撮ってしまう気持ちがよ~くわかります^^
扉から外を覗いているワンちゃんもぬいぐるみみたいでおとぎの国に迷いこんだみたいですよね。
by miffy (2022-10-31 14:27)
見せるための窓の装飾は好きです。
縁どりは、余裕のようなゆとりを感じます。
欧州だけでなく、北海道でもあります。
by tommy88 (2022-11-06 12:05)
→皆さま「角を曲がって・・・」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。ホールンに到着した日はあいにくの曇天。でも当初は雨の予報も出てたので、降らなかっただけでも良かったかな^^。夕食の時間まで、街の中をぶらぶら散歩。過去に何度か来てるので、こんなのもあったなぁと思い出しながら楽しく。
→ちぃさま
オランダには山もなく、木材や石は貴重な存在。なので焼いて作ることができる煉瓦で作った家が多いです。また別の地方に行けば板張りの壁の家があったり、地方によっても特色あったり。レゴで作ったような家・・・そうなんですよ、実はオランダ人がデザインしたレゴの家、過去作ったことがあります。色はもっとカラフルなんですけどね^^。顔を覗かせてる犬、可愛いですよね、扉の向こう側で、きっと爪先立ち。パリに残してきた網戸、便利でしたよ。パリってハエが多くて。網戸がないとほんと、困りました。
→斗夢さま
大体、虫は外に出てもらってます^^。窓の外にいるクモは、大事にしてます。窓から入ろうとする虫さんを捕まえてくれるので。ゴキブリはいないので、そん点は安心。でもアムステルダムの街の中心はネズミが多く・・・。
→ma2ma2さま
ワンちゃん、大きなぬいぐるみみたいですよね^^。キョロキョロ可愛いです。
→Boss365さま
切妻屋根の家、そうなんですよ、時代によっては槍があるのか、ギザギザは途中で姿を消して、その後バロックみたいな感じのデザインが生まれてます^^。煉瓦畳の道、多いです。スーパーの駐車場も煉瓦だたみだったり。ちゃんと煉瓦の色を変えて車を止めるスペースが仕切られてるんですよ。扉に寄りかかるワンちゃん、キョロキョロしてて可愛かったです、この一枚を撮った後、中に引っ込んでしまいました・・・。網戸、パリはハエが多いので、すごく役に立ちますよ^^。夏は気温が上がってきて暑いし、窓全開にしないと辛く。
→JUNKOさま
煉瓦の茶と白、いい組み合わせですよね^^。古い街並み、たいてい外観はそのままで中だけ改装されるので、そういうのっていいですよね。
→ふにゃいのさま
街灯の下に花のプランターがあるのって、私も好きです^^。華やかで。港町、船、特に帆船がいろいろ停泊してるのはみてて楽しく。
→snowさま
住んでる近所は煉瓦畳が多いんですが、石畳はなくって、その分いつもと違う感が味わえました^^。ギザギザ、カクカク、レゴみたいですよね。実はオランダ人がデザインした建物のレゴ、持ってます。
→marimoさま
ギザギザ、カクカクに見える正面、昔のオランダ、ベルギーあたりの典型的な建物です^^でもそれも流行り廃りがあって、その後は滑らかなタイプになったり。全ての通りに名前がついてるので、その意味を調べて知るのも面白いです。
→ (。・_・。)2kさま
え・・・テントウムシ、凄い数が天井の隅っこやランプの傘に集まって越冬してる姿は、おぞましいほどですよ^^;。
→ヤッペママさま
実際にこんなデザインのレゴが売ってるんですよ。それ、持ってます。色はブルーで全く雰囲気は異なるんですけどね^^。
→YAPさま
オランダだけではないかもしれないけど、ベルギーもそうかな。あと、オランダの影響を受けてデンマークにもそんな建物があります。昔の建物、そのギザギザの後はまた別の流行があって、なめらかタイプになったり、時代の流れを感じられますね^^。
→yk2さま
オランダの古い建物の水圧事情、今の時代は多分、多くが増圧のために家庭用加圧給水ポンプを設置してるんじゃないかしら。サイト見つけたけどオランダ語しかなく、写真だけもも楽しめるかな。(https://waterdruk-verhogen.nl)サイトのアドレスの言葉の意味がそのまま、水圧高くする、ってなってるのが面白い^^。昔々は自宅の庭や台所、公共の場にあるポンプ式の井戸で水を汲んでただろうし、地上階でしか水は使わなかったから、時代が変わって対応が大変だっただろうなぁ。ちなみにオランダの古そうな家でも、正面など外から見えるところはそのまま残して、中は全部新しくしてるところも多いです。壁だけ残ってる工事現場もよく見るし^^;。
→めぎさま
入ってきた虫、我が家で活躍してるのは、ガチャポンのカプセル^^。カプセルだけで済む時もあったり、それと紙を合わせて捕獲したりてます。大きなハエが入って来たら、団扇で追い出したり、掃除機で吸ったり。
→おとさま
カクカクした屋根、昔のオランダの家って感じ。絵画にもよく出てくるし。アムステルダムにも港はあるんですが、また違った雰囲気で楽しく^^。
→kuwachanさま
建物好きだから、街並みが綺麗なところだと写真に残しておきたくなってしまいます^^。街頭に下がってるプランターにも花がいっぱいで華やかですよね。昔来た時には、こんなに賑やかじゃなかったので、びっくりです。
→miffyさま
間口が割と狭いから、小さな家に見えますよね。奥には長く伸びて大きいんだろうけれど^^。ぬいぐるみのように愛らしいワンちゃん、この写真を撮った後、すぐに中に入ってしまいました・・・一枚だけでも撮れてよかった。
→tommy88さま
機能だけでなく遊び心もあるのがいいですよね^^。オランダの建物、割と窓が大きめなので、その部分、重要なのかも。それに比べるとパリの建物は幅が狭いように感じます。国によって窓も様々。
by Inatimy (2022-11-13 00:15)