新旧のもの、息づく街

階段状の切妻屋根、このタイプ、大体17世紀が人気だったらしい。

1612年に煉瓦と砂岩で建てられたもの。
Wijngaard ヴァインハールト（ワイン用のブドウ園）の通りに面している。

3月中旬、お隣の国、ベルギーへ日帰りで出かけて、国境を超えてすぐの街、
Antwerpen アントウェルペン（英語だとAntwerp アントワープ）を訪れた日の話、8話目。

最低9℃、最高16℃くらいの日。
　※ 前回の、バロック様式の聖カロルス・ボロメウス教会で、ルーベンスを観た7話目は、こちら。

帰りの列車に余裕で間に合うように、早めに駅に向かう。　途中で見つけた聖母マリア像。　素朴な感じ。
聖母大聖堂の周りに沿うように走るLijnwaadmarkt ラインワートマルクト（リネン市場）の通り。

そのちょっと先にあったお店。　窓辺に並んだ像が綺麗で。

さらにその先には、ビニールのテーブルクロスを売るお店が。　なんか懐かしい感じ。

金色のアイスクリームの看板を発見。　これは残しておきたい、と撮った。
アイスの看板好きには、たまらない。

その奥には、巨大ワッフルの看板もチラ見え。

大きな通りに出ると、ちょっと古い感じのトラムが走っていた。　7号線。
古いといっても25年くらい前のかな。

脇道に気になる壁画アートを見つけて寄り道。　外付けの螺旋階段の周りに。　
通りの名前は、Gramayestraat フラマイエストラート。

アントウェルペン出身の歴史家にJean-Baptiste Gramaye(1579-1635)という人がいるから、
その人の名前に由来するのかもしれない。

その隣には・・・

・・・さらに大きな壁画アートがあった。　愁いのある表情。　モノクロでも、ソフトな感じなのがいいな。

3月中旬だったけど、なぜかしらクリスマスツリーが飾られていて、そのオーナメントが海のシリーズ。
こんなのもいいかもしれない。　淡いブルーのガラスのクラゲが可愛かった。

この日の話、あと少し続く。

10月になったので、1日にヘッダーの写真を新しくした（2ヶ月ごとに変更）。
2021年10月下旬、アムステルダムの森で見た地衣類に囲まれて生えるキノコ（高さ約2cm）。

タグ：ベルギー アントウェルペン 壁画 アイスの看板

コメント 25

大きな壁画アートがあるのですね！
見ていて楽しいですね。
by ma2ma2 (2023-10-03 18:07) 

年配の男性が百合の花を携えて何かを
想う、新鮮！・・・日本人はこんなふうにモティーフ
を選ばないなぁと思いました
by kenji-s (2023-10-03 19:20) 

可愛いキノコのヘッダーに変わったのですね。壁画が魅力的ですね、日本のように広告宣伝用の文字が入らないのがいいです。
by JUNKO (2023-10-03 19:30) 

聖母マリア像と祈りの天使の像の人形の、なんて優しい表情でしょう
　淡いブルーのガラスの海の仲間のオーナメントも好いですね＾＾
by mitu (2023-10-03 20:47) 

秋らしいヘッダーですね。
壁画アート、見ていて楽しいですよね。
by 八犬伝 (2023-10-03 21:19) 

キノコがとしっとりした空気感を演出し、明るい日差しと
緑が美しい風景が切り取られたヘッダー画像になりましたね☆
キノコのフォルムが可愛いです(^o^)
by あとりえＳＡＫＡＮＡ (2023-10-03 22:41) 

こんにちは。
階段状の切妻屋根、４百年前の流行・様式みたいですが・・・
切妻屋根の意匠で年代が分かりそうですね。
金色のアイスクリーム看板ですが、分かり易く迫力ありです。
また、金色は珍しいかな？見た記憶なしです。
巨大ワッフルの看板もチラ見確認ですが、スタンド式サインが多いですね。
フラマイエストラートのモノクロ壁画アートですが・・・
写実・リアル感あり、好感触です！！
ところで、ヘッダーの木の子、可愛いですね！？(=^･ｪ･^=）
by Boss365 (2023-10-03 23:04) 

ヘッダーのお写真、可愛い♪
夢の世界に入り込んだかのようですね。
ビニールのテーブルクロス、しかも小さな花柄、今も売ってるんですね。
そもそもテーブルクロス自体、若い世代は全く使わなくなったし、布のもそのうちに美術館でしか見なくなったりして…
by めぎ (2023-10-03 23:56) 

マリア像は陶器なのかなぁ？。アンニバーレ・カラッチの描いたみたいな可愛らしいマリアさま像がもし在ったら欲しいかも（＾＾。

さっき、taekoねーさんの記事でコピ・ルアックって言葉を思い出して、続けていなちゃんのヘッダーの新しい写真は森のキノコ。久し振りに『かもめ食堂』見たいな～って気分になって升（＾＾。
by yk2 (2023-10-04 02:12) 

ヘッダーのお写真をみて、ワーっ！！てなりました♪
とっても好きです＾＾色合いも光の当たり具合も素敵、すごいなぁ。
いろんな壁画、面白いです。
テーブルクロス、今も使われているってことでしょうかね。
by おと (2023-10-04 05:35) 

1612年に煉瓦と砂岩で建てられた建物もちろん今も現役なんですよね。凄いな～。
聖母マリア像、眼差しが優しそう^^
ヨーロッパは教会だけでなく街角でもよく見かけますね。
窓辺に並んだ天使も心が癒される雰囲気。
クリスマスツリーの海のシリーズのオーナメントも可愛らしいな。
ブルーの色が素敵です。
by kuwachan (2023-10-04 06:33) 

アントワープの街散策、
ショーウィンドウに並べられた
マリア像や天使の像がまた
絵になりますね(´ー｀)
金色のアイスクリームの看板
ホントに金色だったらSNS映えしそう笑
そういえば金沢には金箔のアイスが
あった覚えがあります(・∀・)
街なかを走る路面電車は
ヘッドライトがひとつの“おへそライト”で
どこかレトロさを感じるデザインですね。
パンタグラフもでっかいなぁ(*'▽')

新しいヘッダーもキノコちゃんがかわいくて
素敵です♪
by あおたけ (2023-10-04 06:39) 

壁画や像が飾れる建物が建てられ残されて
いるんですね。
日本の文化では壊して新しく建てるんですね。
by 斗夢 (2023-10-04 07:00) 

壁画アートって、こんな大きい絵を歪ないように描くっていうのがすごいと思います。
高いところとか、でっかい脚立というわけにもいかないだろうし、クレーン車みたいなので描いてるのかな？
by YAP (2023-10-04 07:40) 

ヘッダーのきのこ、可愛いです！

アイスクリーム好きではなくアイスの看板好きなんですね（笑）！！

by トモミ (2023-10-04 09:20) 

いまはトラムの車輛もバリアフリーが当たり前になりましたね。
こうやって階段を上がる方式は、もうじき無くなっていくのでしょう。
欧州各都市はトラムが元気で活躍中。
トラム好きの身にはうらやましいです。
by ナツパパ (2023-10-04 09:38) 

1612年の建物が残っているなんて、すごいでやすね！
なるほど、階段状の屋根、17世紀に流行ったのでやすね。勉強になりやした！
by ぼんぼちぼちぼち (2023-10-04 13:20) 

新しいヘッダー季節感ありがなら温かみあって良いですよ。
金色のアイスは何味だったのか気になります。
by imarin (2023-10-04 14:36) 

ビニールのテーブルクロス 好きなんですよねぇ
ホームセンターとか行くと ついつい見ちゃうんですよねぇ

by (。・_・。)２ｋ (2023-10-04 14:43) 

可愛いキノコのヘッダーに変わった事は知っていました。
いつコメントしようかとも。
テーブルクロスもお洒落ですね。
by ヤッペママ (2023-10-04 17:28) 

ヘッダー、可愛いキノコさんと言い、好みです。
ウィンドウの像や、テーブルクロスの色合いも素敵^^
階段状の切妻屋根、いいですねえ。煉瓦と砂岩なのですね。
壁画アートも面白いです。
百合を抱えた老人、日本ではこういう絵を大きく掲げるセンスはない気がします。
金色のアイス、濃い色のはチョコレートかしら～栗みたいでもあるし？
アイスクリームの大きな看板がある街って楽しい！^^
by sana (2023-10-04 20:13) 

赤いきのこ、かわいいですね！絵本の中の一場面のよう。2ｃｍの小ささにピタッと焦点を合わせて撮影。すごいですね。
ソフトクリームの看板の向こう、説明がなかったら、木製の仕切りにしか見えなかったわ（笑）
by TaekoLovesParis (2023-10-04 21:16) 

ニョキニョキしたコケ（？）の中にかわいいキノコ^^
小人になってヘッダーのお写真の中を歩いてみたいなー。
キノコの下で雨宿りしたりして^^
アントワープでは大きなオブジェ方の看板が流行っているのかしら(≧∇≦)
ソフトクリームの側面を飾る栗がいいな！
by ちぃ (2023-10-05 16:19) 

特徴のあるギザギザの屋根の建物、ベルギーらしさを感じさせませすね。石で敷き詰められた通りも風情あり。
トラムも景色に溶け込んでいい街中風景、壁画アートと拝見していた旅したくなります。
by Jetstream (2023-10-06 12:19) 

→皆さま「新旧のもの、息づく街」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。日帰りでほんの5時間弱の滞在だったけど、楽しいアントウェルペンの街散歩ができました＾＾。いつもと違う街を歩くのって、いろんなものが目に入ってきて楽しいですよね。

→ma2ma2さま
大きな壁画アートがありました。横道にも何かしら魅力的なものがあるので、キョロキョロです＾＾。

→kenji-sさま
壁画アートもお国柄が出ますよね＾＾。散歩してると何かしら面白いものが見つかるので、なかなか前には進みません。

→JUNKOさま
小さな小さなキノコ、橋の手すりに生えてました＾＾。壁画アートは壁画アート、広告は広告、ちゃんと分かれてますね。

→mituさま
南の方はカトリック色が強くって、街角に像があるのも新鮮。天使の像の並ぶのもとても印象的でした。淡いブルーのガラス、この色いいですよね。こんなクリスマスのオーナメントも楽しいかも＾＾。

→八犬伝さま
2ヶ月ごとに、できるだけ季節を感じられるような写真を選んでます＾＾。壁画アート、単なる落書きじゃなく、本当に美しくて。ちゃんと許可を取って描かれてるんでしょうね。

→あとりえＳＡＫＡＮＡさま
水路にかかる木製の橋の手すりに生えていた小さな世界です＾＾。雨が降った2〜3日後がキノコをよく見かけやすいという話なので、森へ探しにいったんだったかな。

→Boss365さま
階段状の切妻屋根の後は、滑らかな曲線になったり、時代によっては槍があったみたいです＾＾。姫ニロのアイスクリームの看板は貴重ですよね。これは逃してはいけないと記録しました。ワッフルの看板の他に、オランダだとフライドポテトの看板も多いですよ。駅に向かって歩いていても、横道に気になるものがいろいろで。壁画アートもわざわざ角を曲がって近くまで見に行きました♪

→めぎさま
テーブルクロス、懐かしいですよね。このお店のはちょっとレトロを意識した感じのデザイン選択。我が家もオランダに来たばかりの頃は布製のテーブルクロスをかけてたりしましたが、今では火除けのカーテンやソファーカバーとして使ってることが多いかも。

→yk2さま
マリア像は素焼きぽい感じでしたよ＾＾。聖母マリア、私が好きなのはムリーリョの描いたもの。「無原罪の御宿り」とかね。あと、スペインのサラマンカにConvento de las Agustinas e Iglesia de la Purísima という修道院と教会が一緒になったところがあるんですが、そこの祭壇画の聖母マリアがとっても美しく。José de Ribera ホセ・デ・リベーラが描いたもの。かもめ食堂・・・懐かしいなぁ。面白かったし＾＾。

→おとさま
キノコ、地衣類、それらが作り出す小さな世界＾＾。こういうのがあると、散歩、なかなか前に進めないんですよね。いつもと違う、旅先の街も、聞いなるものがたくさんあって、キョロキョロ。

→kuwachanさま
1612年にレンガと砂岩で建てられた家、今も現役です＾＾。すぐ隣の国なのに、アムステルダムあたりまでくるとプロテスタントの方だし、宗教色も薄くなって街角にマリア像とか見かけないんですよ。だから新鮮で撮りました。ややグリーンが勝ったようなブルーのガラス、海のシリーズのオーナメントもいい感じですよね。

→あおたけさま
金沢も金箔で有名ですよね。昔、友達が住んでいて遊びにいった時、あちこちで金箔アイスに金箔コーヒー、金箔が乗ったケーキと、なんでも金箔でびっくりした記憶があります＾＾。アントウェルペンの街中を走るトラム、新しいデザインが多い中、目を惹くレトロな雰囲気でした＾＾。

→斗夢さま
日本は地震があるから、耐震性に問題があると壊して作り直すしか無いというのもあるんでしょうね。できるだけレトロな感じの建物は残っていってほしいなぁ＾＾。

→YAPさま
描いているところ、気になりますよね＾＾。きっとハシゴ車みたいな、先っぽに人が乗れるワゴンの付いてクレーンみたいなのを使ってるのかも。よく、集合住宅の窓拭きでも使われてます。

→トモミさま
アイスクリームの看板が好きです＾＾。あちこち、旅先でも撮ってます。

→ナツパパさま
街の中をあちこち行き来してるトラム、便利です＾＾。ベビーカーの乗り降りも最近のはかなり楽な作りになってるみたいで。古いトラムのミュージアムも面白いですよ。

→ぼんぼちぼちぼちさま
1612年、日本でいうと江戸時代初期ですものね＾＾。階段状のものから、だんだんと滑らかな曲線のデザインになったり、流行り廃りがあったようです。

→imarinさま
金色のアイス、この通りのアイスがあるわけでなく、客寄せのためにインパクトを求めて作られた看板＾＾。オリジナルヘッダーの特集もよかったらご覧くださいね。

→ (。・_・。)２ｋさま
ビニールのテーブルクロス、日常では使わないけど、その模様、デザインに興味があって、見かけるとついつい＾＾。

→ヤッペママさま
テーブルクロスのデザインも、懐かしいような、新しいような＾＾。

→sanaさま
オランダだと煉瓦だけというのが多いんですが、砂岩が使われてるところがまたベルギーだなぁと＾＾。すぐお隣の国なのに、違うところが色々と見えてきて散歩が面白かったです。アイスの看板、こんなアイスを売ってるわけではなく、あくまでも客寄せなんですよ。大きなアイスの看板、私の身長を超えるものもアリです。

→TaekoLovesParisさま
森の中って、不思議な世界が広がっていて、ワクワクするようなものがいっぱい詰まってるんですよ＾＾。見逃さないように、キョロキョロです。ソフトクリームの向こうのワッフルの看板、面白いでしょ。他にもポテトフライの大きな看板があったり、オランダとベルギー、大きな看板が多いです＾＾。

→ちぃさま
橋の欄干で見つけたキノコと地衣類の小さな世界、想像が膨らみますよね＾＾。オランダもベルギーも、看板、大きなものが多いですよ。すふとクリームの看板でも私の身長を超えるものだったり。ソフトクリームの側面を飾ってるのは、栗ではなく、どうやらチョコアイスのようです。

→Jetstreamさま
階段状の切妻屋根、オランダにもあるんですが、オランダの場合、石が取れる場所がほとんどないに等しいので、全部煉瓦造り。街の中も石畳ではなく、煉瓦畳。貴重な石が使われてるのは教会のあるあたりくらいかな・・・と、すぐお隣の国なのに、オランダとベルギー、微妙な違いがあります＾＾。
by Inatimy (2023-10-17 17:29)