氷点下の朝に [森・野]
冬の朝の早起き・・・でもないんだけどね。
1月上旬、ふたりで南の並木道へ行った。
気温が下がったけれど、雨が止んで3日ほどは経っていたから空気が乾燥してきて、緑の野には霜はなく。
気温が下がったけれど、雨が止んで3日ほどは経っていたから空気が乾燥してきて、緑の野には霜はなく。
薄っすらとした朝焼けを背景に並木道の木々がシルエットに。
この時の気温はマイナス4℃くらいで風も強かったので、体感温度はマイナス11℃以下になっていた。
こんなにも寒い日に・・・相変わらず物好きだなと、我が家ふたり自分たち自身でも思う。
こんなにも寒い日に・・・相変わらず物好きだなと、我が家ふたり自分たち自身でも思う。
南へと続く農道脇の水路は、氷が薄く張っていて。
水鳥たちが集まってるところは凍ってない。 水鳥の体温か、それとも泳いで水を掻き回すからか・・・。
水鳥たちが集まってるところは凍ってない。 水鳥の体温か、それとも泳いで水を掻き回すからか・・・。
丈のある植物の陰は風が遮られて、トゲトゲの氷の霜がついていた。
氷点下で、湿度があって、あまり風がない場合にできるらしい。
氷点下で、湿度があって、あまり風がない場合にできるらしい。
いつもの目印の木のところまで来た。 まだ大丈夫。 この時で、時間は8時45分。
そう、オランダの冬は日の出が遅い。 だから早起きしなくても日の出前。
そう、オランダの冬は日の出が遅い。 だから早起きしなくても日の出前。
Kamoさんが日の出を見に行きたい、っていうので、南の野までやって来たのだった。
あのあたりだな・・・と見当をつけて待つ。 めいっぱいズーム。
尖った塔は、Nes aan de Amstel ネス・アーン・デ・アムステルにある、
アムステル川に面したSint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルク(聖ウルバヌス教会)。
アムステル川に面したSint-Urbanuskerk シント=ウルバヌスケルク(聖ウルバヌス教会)。
じわじわと見えてきた太陽。 日の出時間は、8時47分。 ワクワクする。
あいにく、元日は天気が悪く、雲の隙間からのほんの数分だけしか初日の出を見ることができなかった。
曇天や雨続きで、晴れた日は貴重だったし。
曇天や雨続きで、晴れた日は貴重だったし。
思ったより眩しくなってきたので、暗めに設定を変えて。
ファインダーで見るこの光景は暖かそうなんだけど、実際は、肌を指すような冷たい空気。
時々カメラをコートのポケットに入れて避難させ、強烈な寒さから守らないといけないほど。
時々カメラをコートのポケットに入れて避難させ、強烈な寒さから守らないといけないほど。
目印の木から教会までは、直線距離で1.3km余り。
写真をトリミングしてみると・・・
・・・穂に朝日が当たって、綺麗なのがよく分かるかな。
さて、まだ目的があるので、時々教会の方を見ながら、来た道を戻る。
キンキンに冷えた極寒の風に吹かれながら。 帽子の上から、さらにコートのフードもかぶって防寒。
キンキンに冷えた極寒の風に吹かれながら。 帽子の上から、さらにコートのフードもかぶって防寒。
教会堂と木々に太陽が隠れた。 飛んでいるのは、おそらくハイイロガン。
教会の塔の横から、太陽の光がチラ見え。 まだ違うな、ともう少し並木道よりに戻る。
塔の両側から太陽の光が出てきた。 もう少し高さが欲しい、とさらに道を戻って微調整。
塔の両側と上部の鐘のある展望台から太陽の光が漏れて。
トリミングしてみると、こんな感じ。 満足、満足。
※ この教会の塔に上った時のお話は、こちら。
霜柱がサクサク。 かなりの防寒で来たけれど手袋は薄いフリースの。 指先が冷えてきた・・・帰ろう。
あまりの空気の冷たさに呼吸が辛くて倒れそうだったと、後でKamoさんが言っていた。
あまりの空気の冷たさに呼吸が辛くて倒れそうだったと、後でKamoさんが言っていた。
並木道を超えて、西の方を見る。 周りの風景も段々と明るくなって来た。
帰って温かいお茶でも飲もうかな。 住宅街を抜けてトラムの駅辺りまで来ると、寒さがややマシに。
帰って温かいお茶でも飲もうかな。 住宅街を抜けてトラムの駅辺りまで来ると、寒さがややマシに。
日の出を見るのは、南東から日が昇る冬だけ。
夏の日の出は朝早く起きないと見られないし、北東から日が昇るので野では見られないのだった。
夏の日の出は朝早く起きないと見られないし、北東から日が昇るので野では見られないのだった。
最低4℃、強風で体感温度がマイナス11℃以下・・・皆さんなら出かける?
ほっぺが冷え冷えだった^^;。
ほっぺが冷え冷えだった^^;。
タグ:並木道
すばらしいところからの日の出ですね。ココから出るのを知っていなかったらチャンスを逃しますね。
by JUNKO (2024-01-30 19:10)
間違いなく出掛けません。(汗;
自分の中で、無理やり出掛けるとかリスキーな撮影はしないようにしています。
ただ例外として、海側の奇岩とかを撮る為に結構際どい感じで撮る事はあります。
by kame (2024-01-30 19:25)
朝焼けの色が美しいです。
塔の向こうからお日様が上る素晴らしいタイミングでしたね。
予想どうりでしたか?満足のご様子で何よりです^^
スキーに行っていた時にはもっと低い温度、悪条件でも滑りに行っていました。
いまは、旅先だったら出掛けると思いますが、家なら布団の中かな(^^ゞ
by kuwachan (2024-01-30 20:08)
朝焼けって早くお出かけの時しか見かけない感じです。
今まで経験した最低気温は冬に北海道に行ったときに陸別で-28度を経験しました。
by ma2ma2 (2024-01-30 20:36)
わぁ、寒そう(@@)
朝焼けの薄っすらオレンジ色の並木道の木々が綺麗です。
日の出を見ると心が洗われる気がします。
建物から溢れる光がイイ感じですね。
by みち (2024-01-30 20:59)
ううう!!
寒そうぅぅぅ!!!まさにしばれる!?
でも舞ったかいあって、なんとも綺麗な日の出風景が撮れましたね。
塔の展望台から漏れるように広がる朝焼けがとても綺麗です。
確かにこの寒さ、流石に出掛けるのを躊躇してしまうかも。。
お疲れ様でした!!
ワタクシなら出掛けない、と言うか、出掛けられないな、きっと。
kamoさんもお疲れ様です。
by 向日葵 (2024-01-31 02:38)
美しいですね~♪うっとり、見とれます。
寒さに負けずに出かけたかいがありますね^^
スキーで行く山々も、標高が高くて体も辛くて寒くてカメラさえ持って行けず、それでも、そこでしか見られない景色があって、やめられません。
by おと (2024-01-31 03:14)
教会の真後ろからの日の出が見られるポイントだなんて、素敵ですね。
寒かろうと、出かけられるのは健康であればこそ。
お二人であれが見たいねって出かけられるのって、とても幸せなことだと思います。
by めぎ (2024-01-31 04:32)
8時47分・・・お天道さんは寝坊助ですね^^
マスクをしないと肺が痛くなりませんか。
当地は0℃以下になったのは、今年はまだ一回だけかない、それでも
最低気温は5℃以下が多いので寒いです。
気象庁は暖冬だと云っています。
by 斗夢 (2024-01-31 04:46)
こんなに美しい景色が見られる散歩なら・・・絶対出かけます!
寒いのは苦手なので、防寒しっかりしてね
カメラは低温だと故障しないか心配ですね^^
by mitu (2024-01-31 07:08)
見るからに寒そうな景色です。
うちの庭も氷点下に下がると霜柱がすごいのですが、そんなの比べものにならないくらいですね。
植物にとげとげの霜がつくほどのは、まだ自分の目で見たことありません。
by YAP (2024-01-31 08:07)
真冬の並木道も絵になりますね。
朝日の光景も美しい♡
霜でエノコロ草のようになった葉っぱも楽しい。
鴨さんたちは冷たい氷の上もへっちゃらなのね。
by marimo (2024-01-31 08:20)
葉のない木のシルエットが、とても美しいでやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2024-01-31 11:16)
こんにちは。
氷が薄く張った水路の水鳥達・・・
ダウンやフェザーを纏ってますが、寒そうな風景です。
「トゲトゲの氷の霜」もアートな表情あり、絵になりますね。
「南東から日が昇る冬だけ」の文字あり、なる程です。
「・・・マイナス11℃以下」のお出掛けですが・・・
一人だと辛そうです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2024-01-31 14:09)
日の出の写真素晴らしい
太陽の動き早いですよね
メッチャ良く撮れてますね
by (。・_・。)2k (2024-01-31 15:54)
いやいや
十分に寒さが伝わってきます(^^;
by 八犬伝 (2024-01-31 21:09)
凛とした清々しい空気感が
お写真にも表れている冬の朝。
空が白む地平に向かって
まっすぐ伸びる水路と
それに並行する並木道が
幽玄な雰囲気ですね(´ー`)
教会の塔とウマく重ね合わせた朝日も
絶妙なアングルでお見事です(゚∀゚)
日が透けた教会の窓が輝いている!(≧∇≦)
by あおたけ (2024-02-01 06:09)
『トゲトゲの氷の霜』これを見たらお出掛けは止めちゃいます。
でも日の出には魅かれます。
素晴らしい日の出風景。
犬吠埼では寒さ忘れて撮っていたっけ…
by ヤッペママ (2024-02-01 16:36)
薄っすらとしたオレンジ色がどんどん濃くなっていって綺麗ですね。
塔がロケットみたいに見えて面白いです。
マイナスの気温でも旅先だったら出かけるかな~
トップの水仙の画像、素敵です♪
by miffy (2024-02-01 23:07)
→皆さま「氷点下の朝に」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。今の時期、最高気温で5℃〜6℃くらいなのに、ここのところずっと高めな気温で10℃前後もあり暖かく感じます。なんだか冬って感じがせず、物足りない気分^^;。
→JUNKOさま
毎年12月・1月の日の出が遅い時期にここに来て太陽がのぼるのを撮ってます^^。他のブロガーさんところで富士山と太陽を合わせて撮っていたので、教会の塔でもできるかなと何年か前から撮るように。
→kameさま
マイナス10℃くらいなら過去にも出かけたことがあったので、マイナス4℃(体感11℃)くらいならまだ大丈夫かな。でも、この日は霜がなさそうだったので私は家でゆっくりと思ってたんですが、Kamoさんが貴重な晴れだから日の出を撮りたいということだったので一緒に^^。奇岩の撮影での際どいところ、以前snowさんもkameさんの撮影してる位置とかおっしゃってましたね。私はそちらの方が怖くて足がすくみます^^;。
→kuwachanさま
冬の向こう側に日の出を重ねるのは過去にも撮っていたので、この日も狙ってました^^。スキーやスノボで私も低い温度、悪条件でも行ってました。若かったなぁ・・・到着していきなりそのままジーンズで滑ってたり。寒い方が好きなので、30℃超える暑い日だったら外出無理だなぁ・・・。
→ma2ma2さま
北海道でマイナス28℃、ものすごく極寒ですね^^;。カメラも動かなさそうな・・・。
→みちさま
風が強くかなり寒かったです^^;。日の出のオレンジ色が綺麗でみに行った甲斐がありました。毎年12月か1月に日の出を見に来てるので、今回も来られて良かった。
→向日葵さま
霜があるような気象条件だったら良かったんですが、それがなくてもKamoさんが日の出を見に行きたいとのことだったので一緒に出かけました^^。貴重な晴れの日、美しい日の出が見られて良かった。アムステルダムにもユニクロができてから防寒対策が強化できるようになったのでありがたいです。
→おとさま
昔は私もスキーやスノボをしていたので、山々のある美しい風景に惹かれるの、わかります^^。木立の入り口にウサギの足跡とかもあったりして。寒くても、寒いからこそ美しい風景もありますよね。
→めぎさま
夏の貧血状態からはかなり良い健康状態になりました^^。日本への一時帰国以降、旅にも出てませんが、少しずつ遠出していこうかな。でもまだ幸いにもブログに使えそうな写真の在庫はたくさんあって。
→斗夢さま
マスクをしなくても肺は痛くならないです。子供の頃、冬はスキー場などで朝から夕方まで遊んでいたので鍛えられてるのかも^^。最高気温が5℃以下じゃないと冬って感じがしなくって物足りず・・・。
→mituさま
暑い中出かけるのはすごく苦手だけれど、寒い中出かけるのはワクワク^^。たとえカメラを持っていかなくても、綺麗な風景を目にすることができるだけでも気分が上がりますね。
→YAPさま
植物にトゲトゲの霜、過去、チェコに住んだときには駐車場など外に置いてあるショッピングカートにもトゲトゲの霜がつくほどの寒さを体験しました^^。買い物行くのも大変。
→marimoさま
鴨さんたち、氷の上をペタペタ歩いてました。足が霜焼けにならないのか心配ですよね^^;。
→ぼんぼちぼちぼちさま
冬ならではの光景ですよね^^。冬は街路樹の葉っぱも完全に落ちてスカスカなので、街の中の家並みも綺麗に見ることができます♪
→Boss365さま
オランダは緯度が高いので、日の出の位置が夏と冬ではかなり違ってて、日の出も日の入りも緩やかな角度です^^。もこもこに着込んで行ったので体は暖かでしたが指先が冷たく・・・。あと空気に触れてる顔とかね。目出し帽が欲しくなるくらい・・・怪しくなるけど。
→ (。・_・。)2kさま
寒いと空気が澄んでて太陽も綺麗に見えるのかも^^。今回もいい日の出を見ることができました。ずっと雨や曇天続きで、貴重な晴れた日。太陽の動きに遅れないように、一生懸命に微調整で塔の写真を・・・。
→八犬伝さま
キンキンに冷えた風が吹く、そんな寒さが伝わって良かったです^^。
→あおたけさま
日の出前の薄暗い中、水路に反射した空の明るさがありがたかったです^^。12月か1月の日の出が遅い時期にいつもこの辺りに撮りに来てるんですが、今回もいい日の出に出会えました。空気が乾燥気味だったので、野の一面真っ白な霜は見られなかったけれど、、またいつか。あと1〜2回、春が来る前に気温が下がる日があるかな。
→ヤッペママさま
水辺で、風がある日の寒さって半端ないですよね^^;。昔は霧氷も見られる日があったのに、ここ何年かはすっかりご無沙汰。霜で木々が真っ白になるの、また見られる日が来るといいなぁ。
→miffyさま
空がオレンジ色に焼けていく様子も綺麗でした^^。季節が移ろうに連れて段々と太陽の昇る位置が北の方へずれていって、並木道を超えてしまうので、夏は日の出がここでは撮れなくって、冬だけの楽しみ。ブログのトップのヘッダー写真、気に入っていただけたようで嬉しいです^^。
by Inatimy (2024-02-05 18:20)