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ベルギーのバラ<ロザリウム2022> [花図鑑]

一重咲きバラもシンプルで。

ツボミから徐々に色が淡くなる様子も美しい過程。

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<Lens Roses>  Sourire D'isabelle スリール・ディザベール
フランス語で意味は、イザベルの微笑み。 

つるバラ。 シベの色、最初はオレンジ色だけれど、後になるにつれ、濃いピンク色になっていく。


昨年6月中旬、最低11℃、最高23℃くらいの日に、Den Haag デン・ハーグで見たバラの話の続き。
Westbroekpark ウェストブルック公園の一画にあるRosarium ロザリウム(バラ園)にて。

今回はベルギーの育種社(者)のバラと、その品種名から思い浮かぶお話を。

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<LensRoses> Dame de Coeur ダム・ドゥ・クール
フランス語で意味は、ハートの貴婦人で、トランプのハートのクイーンのことを指すらしい。

思い浮かぶのは「不思議の国のアリス」ハートの女王
映画の「アリス・イン・ワンダーランド」赤の女王は、インパクトがあったなぁ。

このバラは、チェリーレッドの花びら。 ほんのり優しく香る花、花のサイズは大きめ。


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<Lens Rose> Henrianne de Gerlache・・・何て読むんだろうな。
フランス語ならアンリアンヌ・ドゥ・ジェルラーシュ。 オランダ語ならヘンリアンネ・デ・ヘルラッヘ

Henrianne は女性の名前で、祖国の支配者という意味を持っているらしい。
de Gerlacheも姓かな。

淡いピンク色で中央の方は白い花びら。 シベの黄色がいい色合いで。
スプレーバラで、一本の茎にたくさんのツボミをつけて咲く。


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<Ilvo> Bee Proud ビー・プラウド。 ハチ誇らしげ?
花びらの縁がフリルっぽく。 枚数も少なめだけど愛らしく。 花蜂に人気なんだそうな。

be proud of「〜を誇りに思う」って英語の授業で習った覚えがある。 それにかけてるのかな。

英語の"I'm proud of you."は、オランダ語だと"Ik ben trots op je." 
TVドラマでもよく聞くセリフで、イク・ベン・トゥロッツ・オップ・イュ

でも、そんな誇りとか仰々しい感じでもないようで、すごいよ、私も嬉しいよ、って感じ。


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<Vissers> Eeuwige Passie エーウワヘ・パシー。 オランダ語で意味は、永遠の情熱
情熱・・・といえば、情熱大陸。 まだ放送してるのかな。 葉加瀬太郎のテーマ曲が頭に流れる。

ピンク色だけど、中央は淡くアプリコット色も入って、そのグラデーションも綺麗な。
これもスプレーローズで、いつの茎に複数の花をつけるらしい。 ゴージャス。


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<Vissers> Persian Sun パージャン・サン。 ペルシアの太陽
この色好き。 中央部分が赤っぽく濃いのもいいアクセント。

Persian で思い浮かぶのが、チューリップPersian Pearl ペルシアン・パール。 ペルシアの真珠
Tulipa humilis トゥリパ・ヒュミリス属。 日本語表記はパージャンじゃなく、ペルシアンになってた。

 ※ 以前、我が家で咲いたチューリップペルシアン・パールの写真がある記事は、こちら



オランダ、今週は平年(最高気温7℃)より高めで、最高気温が10〜11℃予想になってる。
我が家のベランダ小庭にあるバラ新芽が開いて、ちっちゃなちっちゃな葉っぱが出てきた。

今年も白い花を咲かせてくれるかな^^。

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ma2ma2

国が変わると薔薇も品種が違ったりするのですね。
今年はヨーロッパの気温が高いみたいでスペインやフランスでも冬の最高気温更新しているみたいですね。
by ma2ma2 (2023-02-14 19:26) 

kuwachan

太陽の陽を浴びて誇らしげに咲く薔薇がとっても綺麗!
私も最後の薔薇の色大好きです。フリルがかった花びらもステキですね。
情熱大陸、まだ放送していますよ^ ^
音楽も変わっていません。
by kuwachan (2023-02-14 19:30) 

sana

どの薔薇も素敵ですね~!
名前がまた凝ってる~^^
「イザベルの微笑み」、可憐な花だけど色が濃くなるなんて。小さな笑みがだんだん華やかな笑顔になっていくイメージかしら。
ハートの貴婦人は、トランプのクイーンのことなのですか。
「アリス・イン・ワンダーランド」の赤の女王と言うと、ヘレナ・ボナム=カーターかな…怪演でした^^;
ビープラウドはしゃれ? 蜂に好かれるんですね。
永遠の情熱、この花びらの多さが永遠に通じるのかな。
ペルシアの太陽、いかにもそんな感じ! 花びらの微妙なカーブと色合いが素敵ですねえ。
情熱大陸、まだやってます。テーマ曲、聞こえてきました^^
前記事の写真もとても素敵でした。
写真の腕前が素晴らしい! それに、いいところですねえ^^
by sana (2023-02-15 00:27) 

Boss365

こんにちは。
「Bee Proud ビー・プラウド」難解ですが・・・
小生も発音的には「Be Proud」と掛けていると勝手に推測です。
「制作者も蜂さんも誇りに思う薔薇だよ。」みたいな感じかな?
「Eeuwige Passie エーウワヘ・パシー」花ビラの数が多く密度あり、好感触です。
情熱大陸は現在でも放送中・・・
ロンドン在住の葉加瀬太郎さんも日本でコンサートの出稼ぎ?しています。
オランダ、今週の気温が平年より高めみたいですが・・・
エネルギー価格高騰なので、良い事ですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-02-15 00:58) 

斗夢

ホシムクドリでしたね、ありがとうございました。
by 斗夢 (2023-02-15 06:03) 

あおたけ

ベルギーの薔薇、フリルの花びらで、
黄色とオレンジのグラデーションが鮮やかな
ビー・プラウドの可憐さが印象的です(*´▽`*)
たくさんの花びらをつけたエーウワヘ・パシーも
そのボリューム感がゴージャスに感じます。
見方によるとちょっとチャウチャウ犬っぽい!?(笑)
by あおたけ (2023-02-15 06:58) 

YAP

バラには見えない花もけっこうありますね。
2枚目のだけは私が知っているバラの花の形ですが、他のは教えてもらわなければわからないです。
by YAP (2023-02-15 08:01) 

めぎ

今週、随分気温上がってますよね~こちらも今日は暑いほどで、先週より薄着で出勤し、さらにコートの前を開けたり、ストールを外したりしました。
バラの咲き誇る季節はまだまだだけど、一歩一歩そこに近づいてきてますね。
色とりどりのバラを見て歩くの、楽しそうです。
by めぎ (2023-02-15 08:47) 

ナツパパ

晴れた空に色とりどりのバラが映えますね。
バラが人気なのが分かります。
いよいよそちらも春の兆しなのですね。
by ナツパパ (2023-02-15 09:05) 

marimo

色の少ない冬の景色の毎日。
鮮やかなバラの色に心が弾みます♪
by marimo (2023-02-15 09:28) 

(。・_・。)2k

薔薇って本当 種類が多いですね
薔薇園に無いと気づかない物も多そうですね

by (。・_・。)2k (2023-02-15 14:29) 

よーちゃん

薔薇にも色んな色の種類あるけど、
私にとっての薔薇のイメージは、赤一択!
今回の記事だと1枚目のですね。
別に理由はないけど、なんか赤のイメージなんですわ~。

by よーちゃん (2023-02-15 14:34) 

いろは

こんにちは^^
この寒い時期、こうして薔薇を拝見できて嬉しいです♪
我が家の薔薇はまだ冬眠中です^^
by いろは (2023-02-15 15:31) 

ちぃ

バラは原種に近いものが好みなのでハチさんも誇る(笑)
Bee Proudが色も形もとっても好きだなぁ^^
情熱大陸のお話につながったバラは葉加瀬さんのもじゃもじゃ頭が(笑)
花びらのゴージャスさと被りましたwww
そちらも徐々に暖かくなってきているのですね。
数日暖かい日が続いたのに今日の我が家地方は北風の強い真冬の天気に逆戻り。
時々粉雪も舞ってます。
目覚めかけているベランダの植物たちが心配・・・・
inatimyさん地方もこれから風の心配な季節になりますね。。。
by ちぃ (2023-02-15 15:51) 

mitu

今年もInatimyのバラが元気に咲きますように
いろいろなバラがある中でも自分で育てているバラは愛しいですよね

by mitu (2023-02-15 16:53) 

ヤッペママ

一重のシンプルな薔薇も素敵に感じています。
最後のバラの色や姿にも魅かれます。
by ヤッペママ (2023-02-15 19:25) 

JUNKO

雪を見ている眼からいきなりバラを見ると目がくらくらします。色々な種類があって楽しめますね。一寸雪の上に花弁を散らしてみたいです。
by JUNKO (2023-02-15 21:10) 

yk2

なんて読むんだろう(^^;、のアンリアンヌ・ドゥ・ジェルラーシュ。原種のバラっぽく平たい花がシュウメイギクにも似て素朴な感じがして好いですね。派手なバラばかり見ていると、こう云う花にホッとしたりして(^^。
by yk2 (2023-02-16 00:37) 

ぼんぼちぼちぼち

一重の薔薇もいいものでやすね!
ラストの杏色のが、特に好きな感じでやす!
by ぼんぼちぼちぼち (2023-02-16 15:00) 

miffy

シンプルな一重咲きの薔薇も素敵ですね。
ペルシアの太陽の色が好きです♪
by miffy (2023-02-16 17:58) 

おと

5枚目のお写真の薔薇、イギリスで、よく見かけます。日本では、あまり知らない形で、印象に残っています。
一重咲きの薔薇も良いですね〜♪
by おと (2023-02-17 08:36) 

Inatimy

→皆さま「ベルギーのバラ<ロザリウム2022>」のお話にnice!やコメントをありがとうございました。ここのバラ園で見たバラのお話もあと2回くらいかな。それが終わる頃には春の花が次々咲き始めてるかもしれない^^。

→ma2ma2さま
国が違えば育種者
も異なってくるのもあるので、いろんなバラが見られますね。冬の気温、オランダはそこまでは高くなく。過去もっと高い年があって、コートを出さなずに済んだこともあります^^。

→kuwachanさま
天気が良くて本当にバラのお花見日和でした^^。この日は、2年半ぶりくらいに外食してバラ園の近くでランチをしたので、それも気分良く。情熱大陸、まだ放送してるんですね。あのテーマ曲、たまに聴きたくなってYouTubeで探したりします^^。

→sanaさま
花の色はだんだん淡くなっていくのに、蕊の色がオレンジ色から濃いピンクになっていくのは面白ですよね^^。ヘレナ・ボナム=カーター、いい女優さんです。幅広いものを演じられてて、本当に同じ女優さん?って驚くことが多いです。写真の腕前は何もなく、全てカメラのおかげです^^;。私は撮りたい部分を選んでシャッター押すだけ。

→Boss365さま
バラだけに限らず、植物の名前って、興味をそそられるものが多いですよね。かなりの品種がある中、重ならないように、頭を悩ませるんだろうなと想像です^^。葉加瀬太郎さんはロンドン在住なんですか、知らなかった〜。冬に気温が高めなのは、エネルギー費的にはありがたいですね。かなり冷え込む日もありましたが、節約に徹し、我が家のガス&電気使用量は昨年よりかなり減りました♪

→斗夢さま
ホシムクドリは日本でも珍しいということなので、他の鳥の可能性も探っていたら、ヒヨドリも尾羽の下に花に白い縁取りがあるようですよ。逆にヒヨドリはこっちでは見かけず^^;。

→あおたけさま
花びらの枚数が少なくても、花びらの縁がフリル状だと、また違った魅力がありますよね^^。可憐、その表現ぴったり。エーウワヘ・パシーのチャウチャウ犬・・・わかります、わかります♪ あおたけさんの感性、豊かですね。

→YAPさま
バラの花びらの枚数の違い、花びらの巻き方、表情豊かですよね。私も欧州に来てから植物に深く興味を持つようになったので、最初ここまでバリエーションがあるとは、と驚きでした^^。だからキューケンホフとか、ここのバラ園とか、毎回着たくなります。まだまだ知らない何かが見られそうで。

→めぎさま
平年より高めな気温が続いてて、エネルギー費的には大助かり^^。この勢いで球根たちも目がたくさん出るかと思いきや、我が家のベランダ、まだ静かなまま・・・。日当たりがさほど良くないからかなぁ・・・腐ってたらどうしよ・・・雨が多かったし。今年もバラの花を見に行けたらいいな。薄暗い冬のためにも^^;。

→ナツパパさま
我が家のベランダ小庭、バラの芽は開いて、小さな葉っぱを広げたんですが、球根植物にはあまり動きがなく・・・。ヒヤシンスも、は真似は見えてるものの、茎が伸びてこないんですよ・・・^^;。

→marimoさま
枯れ木色ばかりの風景で、薄暗く長い冬には、華やかな明るいバラや球根植物の写真がないと、気分が上がらないですよね^^;。冬のために今春もたくさん撮り溜めておかないと・・・と、思うのでした。

→(。・_・。)2kさま
バラの種類って恐ろしいほどありますね^^;。ここだけでもかなりの種類なんですが、新たな品種も導入されてて。アムステルダムにもバラ園あるんですが、他の植物の茂みで囲いされてたりして距離が遠いのでデン・ハーグまで来てます・・・。

→よーちゃんさま
真紅の薔薇・・・オーソドックスですね^^。私は茶系のバラが一番好きかな。ちょっとくすんだ感じのオレンジやピンク色の。マロン、テディベア、ジュリアあたり。

→いろはさま
暗くて長い冬のために、春の撮ったチューリップやバラの写真の紹介を残してます^^。春はあれこれ出かけたりするので紹介しきれないというのもあるんですけどね。カラフルさは、冬を過ごす助けになりますよね。

→ちぃさま
原種に近いバラで思い浮かぶのがハマナス。最初にオランダに住んだ集合住宅のすぐ近くに、いっぱい咲いてました。でもその時はそれがハマナスだとは知らず、プチトマトみたいな実がたくさんついてる、と不思議で。葉加瀬太郎さん、パーマなんですってね。確かにエーウワヘ・パシーのゴージャス間と重なるなぁ^^。オランダ真冬でも強風の日があり、金魚草やシソ科の植物の葉っぱが傷んでしまい・・・でも、植物逞しく、また新たな葉っぱが出てきそうです♪

→mituさま
強風で枝が折れて、片方に寄ってる枝ぶりですが、今年は上手く伸ばしてバランス良くしたいな^^。あまりバラを育てるのに向いてるベランダではないので、蕾が見えるまで、いつもドキドキです・・・。

→ヤッペママさま
一重のバラもいいですよね。シベが可愛らいくて^^。元気が出る色、最後のパージャン・サンも中央の国なった色がまた魅力的で。

→JUNKOさま
毎日白い世界の中だと、一気にカラフルなバラの花の色に驚かれることでしょう^^。オランダの冬、枯れ木色か、色があっても芝生や牧草地の緑なので、暖色系の花は、気分を上げるのに大助かりです。

→yk2さま
アンリアンヌ・ドゥ・ジェルラーシュのバラ、ピンク色の花びらで中央が白っていうのも甘すぎず爽やかな感じですよね。蕊の色も映えるし。このバラを見て思い出したのが、小野寺透氏作出のつるバラタイプのミニバラの「のぞみ」。これも秋明菊っぽい感じですよ^^。昔、ブローニュの森の中にあるバガテル公園内のバラ園で見たことがあって、印象的だったので。あ、そうそう、そこで見たバラの中に、チューリップと同じ名前のフォックス・トロットというのがありましたよ。ドイツのTANTAUのバラ。

→ぼんぼちぼちぼちさま
最後の写真のアプリコット色のバラ、いいですよね。花屋さんの切り花にもこういうのがあるといいのにな^^。

→miffyさま
ペルシアの太陽、いい色のバラですよね。中央の濃い色のアクセントがお気に入りです^^。

→おとさま
5枚目の写真のバラ、クォーター・ロゼット咲き、ゴージャスですよね。この咲き方のバラは品種もたくさんあるので、どの品種のかしらね^^。英国の作出のだったら、アフロディーテ、ウィズレーもこのタイプ♪
by Inatimy (2023-02-22 18:25) 

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